徳光和夫 コロナ専門家会議の議事録なしに「検証で批判の対象になることを恐れたからと勘ぐってしまう」

[ 2020年5月30日 09:21 ]

徳光和夫
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 フリーアナウンサーの徳光和夫(79)が30日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)で、新型コロナウイルスの専門家会議の議事録を作成していなかった安倍晋三内閣を批判した。

 番組冒頭で緊急事態宣言の全面解除に触れ、「いろいろ安倍さんの発言を聞いておりましても、何だろうな、日本は成功したかのような形でおっしゃっていますけどね。あれは、ぜひ政治家のみなさんにも専門家のお医者さんにも知っていただきたいのは、国民性だよね」と主張。日本人の国民性について「しっかりお上のいうことを守っているといいましょうか、言うことは守りましょうと。(新型コロナウイルスに)それぞれが脅威を感じている一方で励行していらっしゃるんじゃないかな」と強調した。

 さらに「驚いたのは…」と議事録問題について言及。「未知なる脅威と向き合う際に絶対に必要となりますのが、感染防止のために講じて参りました対策。これを整理して記録しておくことじゃないかと思うんですよ。今後の方針を決定する際に過去の検証が生きてくるはずなんですよ」と議事録の重要性を強調した。

 しかし「政府が作成してない、って言うんだよね。これちょっと信じられないことだなと思えてならないんですけど。だって議事録を残さないと決めたからには、何か理由があるんではないかなと思えてならないわけであります。それは一体なんなのかと。これこそ残しておかなければいけないわけであります」と安倍政権の姿勢を疑問視。

 「一応、簡単に、容易に想像できますのは、専門家会議が打ち出された方針でありますとか対策であるとか、これが後々検証で批判の対象になることを恐れたからじゃないかなというようなことを勘ぐってしまうのですよ」と推察。

 「といいますのは、これまでのありとあらゆるスキャンダル、不祥事に関しまして記録を隠蔽(いんぺい)したというふうに疑われてきた安倍政権じゃないですか。なんかいかにも発想しそうな手段だなと思えてならないわけであります」と皮肉った。

 番組共演者も「こういう会議の記録ってありますよね、普通に」と同調。

 徳光氏は「絶対にあるよね。また、残さなければいけない訳でありますけど。これは今週のニュースの中でそんなに大きく取り上げないといないんですが、どうしてもっと取り上げないのかなと思えてなりませんでした」とさらに疑問を投げた。

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2020年5月30日のニュース