星野源 「うちで踊ろう」は「社会現象だなって感じました」 安倍首相のコラボには触れず

[ 2020年4月15日 05:35 ]

歌手で俳優の星野源
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 歌手で俳優の星野源(39)が14日深夜放送のニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」(火曜深夜1・00)に2週続けて自宅からテレワークで出演した。

 自身が公開した楽曲「うちで踊ろう」とのコラボ動画を募ったことへの「すごいです反響」と星野。アップした「とてつもない反響をいただきまして、上げた翌日から完全に社会現象だなって。アスリートの方が映像を重ねてくれた時に、これはもう社会現象だなって思いました」と語り、特に元女子レスリングの吉田沙保里さん(37)の動画について「めちゃくちゃ真っ直ぐだった。ご自身がずっとやってきたことをぶつけられるというか。皆さんの反応と同じように楽しい!と思ったのとちょっと泣きそうにもなった」と語った。

 星野は「先週から1週間、1回も外に出ていない。窓開けて深呼吸するくらい」とし、ずっと「うちで踊ろう」とコラボした動画をチェックしていると語り、面白い、と思ったものを自身のインスタグラムの「ハイライトに置いてある。滅茶苦茶楽しいんで是非見てください」と勧めた。

 星野は、なぜこれを始めたかという理由を、「土日のみの自粛要請が出た時に、海外の様子を見るに、毎日ってことになるんじゃないかな、と思った。それが毎日になる前に、家の中でも面白いと思えること、自分のやり方で参加できるんじゃないか、というものを作れないかな、と思って」と説明。「離れていても、重なりとか一緒の時間をすごしている、という感覚だったりとか、誰かとつながっている気がするという感覚。そういう気持ちで生きられる。そういう仕組みを動画をアップする際にも感じられるし、見た人も感じられるし、考えている時間、家にいなくちゃいけない中で『次に何をしようかなあ』と集中する時間を作り出したいなあと思って」と語った。

 今後も、楽しいとか、面白い動画をアップして欲しいと呼びかけた星野だが、「人をバカにしたりとか、嫌な気持ちにさせてやろう、とか、まったく無視したことをやろううとか。そういう動画は僕は全く好きじゃないし、自分のところでピックアップしようという気持ちにはもちろんならないので。なぜかというと、このタグをみている間は楽しくなってほしい。この動画を見ている間は、楽しくなって欲しい。これから、もうちょっとしんどくなってくると思うので、見ているうちは面白いなと思ってほしい」と続けた。

 さらに「僕はやっぱり衣食住はもちろん大事だけど、楽しいとか面白いとかないと人間は死ぬと思います。人間は余計なことをする生き物だから。余計なことをしなくなったら動物だから。余計な想像力をするから先を見越すことができて、家族を守ることができて、自分の命を守ることができる。でも、その余計なことの中には、変なことがあって、面白いこともあって、アホみたいなこともあって。だからどうしても余計なことをしちゃうし、変なことをしちゃうんです。それを見るだけで面白かったり、楽しいなって気持ちになったり、きょうも生きようと思えるんです。だから、ぜひみなさん面白いことをしよう、楽しいことをしよう」と話し「『#うちで踊ろう』をこれからも盛り上げていきましょう」と呼びかけた。

 星野が皆にコラボを呼び掛けた後、12日に安倍首相が「うちで踊ろう」とコラボした56秒間の動画を投稿。ソファに座って愛犬を抱いたり、飲み物をすするなど、自宅でくつろぐ様子で外出自粛を呼びかけたが、ネット上で賛否の声が上がった。その後星野は「ひとつだけ」と切り出し、「安倍晋三さんが上げられた“うちで踊ろう”の動画ですが、これまで様々な動画をアップして下さっている沢山の皆さんと同じ様に、僕自身にも所属事務所にも事前連絡や確認は、事後も含めて一切ありません」と説明。「この画像、リポストやツイート等はして頂いて構いません」とフォロワーに呼びかけたが、この日はそれの動画についてのコメントはなかった。

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