中山秀征、“師匠”志村さんは「不思議な方」…「いまだに涙出てないんです」

[ 2020年4月5日 09:38 ]

中山秀征
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 タレントの中山秀征(52)が5日、司会を務める日本テレビの日曜朝の情報番組「シューイチ」(日曜前7・30)に生出演。新型コロナウイルス肺炎のため29日に死去したタレントの志村けんさん(享年70)の思い出に声を震わせ、追悼した。

 出会いから25年以上、志村さんとは公私ともに親交が深かった中山。「いまだに現実が捉えられなくて、お亡くなりになった感じがいまだにしないんです」と本音を吐露。志村さんは「不思議な方」だと振り返り、「いまだに涙が出てないんです」とも。

 「さすが師匠って思うのは、師匠がなくなったことによって、(子どもたちが)テレビを見て、僕が子供の頃に見ていたものを見て笑っている。Youtubeだったり、DVDだったり、あらためて全部見てる。そんなご家庭いっぱいあると思う。笑ってるんですよ。東村山一丁目をやってるんです。それは悲しいけど、うれしい」と力を込めた。

 志村さんが一番好きだった曲は吉幾三「酔歌」だった。「大好きな曲で、カラオケに行くと、必ず歌うんです。この歌は女性に語り、お母さんに語り、お父さんに語るんです。自分で歌って、グッときていた」。志村さんは「お母さんが大好きだった」といい、「お母さんも志村さんが大好きで、舞台も全部見にきて。お亡くなりになるときまで車いすで来ていて、でも、師匠の一番のファンだった。そのシーンを思い出すと、何も言えなくなる。お母さんが亡くなった時が一番つらかった」と声を震わせた。

 「人生、どこで終わりかわからないけど、志村師匠は悔いはないと思います。コンプリートしてますんで、それぐらい手を抜いてなかった」と中山。「当然、映画も我々は期待しましたけど、ご本人はどこか満足してくれているんじゃないかと思っています。俺が言うのもおこがましいんですけど、それぐらい、中途半端なものを表に出したことがない方。満足してくれているんじゃないかと。逆に、お父さん、お母さんと出会って、原点に返ってると思う。原点に返って、また、そっちで同じ道を歩むのかなって、そんな感じがしてならない」と思いをはせ、「だから、終わりじゃないので、映像はいっぱいある。いつまでも見て、永久に残るんじゃないかと思う。悲しさは当然ありますけど、楽しんでいただきたい。あらためてご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

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