「スカーレット」で大ブレーク松下洸平 “息子”伊藤健太郎を救った言葉「かめばかむほど味がする」

[ 2020年4月2日 14:30 ]

松下洸平
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 昨秋から放送されたNHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの相手・八郎役を演じてブレークした俳優の松下洸平(33)が2日放送の日本テレビ「ZIP!」(月~金曜前5・50)にVTR出演。NHK朝ドラ「スカーレット」の撮影時を振り返る一面があった。

 2009年に舞台で俳優デビュー。演劇界では早くから評価され数々の賞を受賞したが、その一方で、「朝ドラ」出演の夢は捨て切れず。最後のチャンスという思いでオーディションに挑戦し、見事に出演を勝ち取った。

 その「朝ドラ」で息子の武志役を演じた俳優の伊藤健太郎(22)から、松下へのコメントもVTRで紹介。手を振りながら「お父ちゃん、武志やで~」と登場した伊藤は、撮影時、セリフで悩んでいる時期に松下から学んだことがあるという。

 「相談させてもらったら、『ご飯ってかめばかむほど味がする。セリフもかめばかむほど味がするんだけど、たぶん今、かむ時間、期間がすごく少なくなってるから、悩むポイントにつながってるんじゃないのかな?』みたいな言葉をかけてもらった」と伊藤。「なるほどなと思って。すごくその言葉に救われました」と打ち明けた。

 伊藤からのコメントを見て、「たけぴょーん!ありがとう~」と、うれしそうな様子で笑顔を見せた松下。さらに「言葉の持ってる本当の意味ってすごく奥のほうにあって。何十回ってかまないと本当のうま味みたいなものが出てこないと僕は思っていて」と、舞台で培った俳優の持論を語った。

 「(セリフを)言うでもいいし、想像するでもいいんですけど、どういう意味なんだろう?と考えてみたら答えは出るかもしれないって話はしましたね」と松下。「朝ドラ」で見せた八郎と武志さながらの、伊藤とのエピソードを振り返っていた。

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2020年4月2日のニュース