ナイナイ岡村 志村さん死去も「実感なくて…」お笑いの動き、表情は「志村さんのコピー」と感謝

[ 2020年4月3日 02:04 ]

「ナインティナイン」の岡村隆史
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 ナインティナインの岡村隆史(49)が2日深夜のニッポン放送「岡村隆史のオールナイトニッポン」(木曜深夜1・00)に出演。新型コロナウイルス感染による肺炎ため70歳で亡くなったタレント・志村けんさんを悼んだ。

 岡村は冒頭で「暗い感じでしゃべり出すとですね、天国におられる志村さんにそんなしゃべり方するなよ、と言われそうなんで、普通にと思っているんですけど…」と話し始めたものの「不謹慎かもしれないんですが、なんか実感もなくて、志村さんと会えないという実感がなくて、まだお仕事を一緒にできる感覚でいてしまっているんです。追悼でやられている番組もまだ見れてないんです。聞いたときに、え、うそやろ、という思いもあったんですけど、いまだに何の実感も沸いていない。不謹慎かもしれないですけど…」と志村さんの死を受け入れられない現状を明かした。

 志村さんは新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなったため、感染予防のため親族も葬儀場に入ることができず、志村さんの遺体と対面できないまま火葬された。岡村も、最後の別れができなかったこともあり「今年はお会いできていなかった。できることなら最後にお顔も見たかった。残念だった」と語った。

 岡村にとって、志村さんは師匠以上の存在だった。「お笑いの世界に入って30年くらいになりますけど、ほとんどの方は気づかれていると思いますけど、バラエティー番組でやる動きであったり、表情であったりとかは、志村さんのコピー、もうパクリに近い。それでご飯食べさせてもらっている。僕なんかどっぷりドリフを見て育ってきて、それが勝手に体に染みついていて…。言うてみたら、全部、ほんまにそうなんです。7志村さん、3加藤茶さん、かな。でも仲本工事さんも入っているか、器械体操入っていましたから…いかりや長介さんだけはいっていない」と明かした。

 志村さんからは「作り込んだ笑いをちゃんとやらないとダメだよ」「何でもかんでも前に出るのではなく、引くこともできる“死に役”ができないとダメだ」ということなどを教えられたという。それだけに、志村さんと実際に親交を深め「夢のような時間を過ごさせてもらった。まだまだ教えてもらいたいことがあった」と感謝。「もう会えないというのが信じられない。麻布十番歩いていたら、会えるんちゃうかな」「これからどうやって飲み込んでいこうかなという感じ。日にちたっているけど」と心境を吐露した。

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2020年4月2日のニュース