イッテQ、海外ロケできない…「祭り企画」再開直後に新たな試練、番組制作にもコロナ禍

[ 2020年3月24日 05:30 ]

日本テレビ社屋
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 新型コロナウイルスの感染が世界に拡大している影響で、テレビ番組の海外ロケにも大きな影響が出ている。日本テレビは23日に開いた定例会見で、人気バラエティー「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)のロケがストップしていることを明かした。

 感染拡大が番組制作に与える影響について、編成担当の福田博之取締役は「影響はかなり出ている。特に海外ロケに行く『世界の果てまでイッテQ!』と『アナザースカイ2』。ここはもう、どうしようかと…」と苦しい胸の内を明かした。

 イッテQは世界各地でのロケ映像が売り。珍獣ハンター・イモトアヤコ(34)のワールドツアーや、出川哲朗(56)の独特の英語が笑いを呼ぶ「はじめてのおつかい」などが人気だ。視聴率も好調で22日の放送は平均14・6%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。6年連続で視聴率3冠王の同局を支えている番組だ。

 だが、見えない敵との戦いは困難だ。これまでに約170カ国・地域で計30万人以上が感染。死者も1万5000人を超えた。世界中で感染が広がり続ける中で、ロケ再開の見通しなど立ちようがない。

 福田氏は映像のストックがあるとして「来週から放送できなくなるということではない」と話したが、「新しくロケに行かないと、流すものもなくなる。国内ロケをすることになる」と説明。番組内容を大幅に変えることが現実味を帯びている。今月8日の放送でやらせ問題で休止していた人気コーナー「祭り企画」を再開させたばかりだが、再び大きな試練が訪れた。

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2020年3月24日のニュース