竹内まりや“紅白効果”「いのちの歌」最年長1位などW金字塔「何よりもうれしく この記録を励みに」

[ 2020年1月7日 04:00 ]

「第70回NHK紅白歌合戦」に初出場し「いのちの歌」を披露した竹内まりや。「シングル1位最年長記録」「シングル1位最長インターバル記録」の歴代1位に輝いた
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 シンガー・ソングライターの竹内まりや(64)が初出場した昨年大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」で歌唱した「いのちの歌」の限定盤「いのちの歌(スペシャル・エディション)」が今月1日に発売され、週間売上0・7万枚を記録。7日発表の「オリコン週間シングルランキング1位」を獲得した。「64歳10カ月での1位」は「シングル1位歴代最年長記録」、「21年1カ月ぶりの1位」は「シングル1位歴代最長インターバル記録」を更新。ダブルの金字塔樹立に、竹内は「初めての紅白で歌わせていただいた『いのちの歌』が、たくさんの方々の心に届いたことを何よりもうれしく思います。この記録を励みにして、これからも末永く歌い続けていきます。本当にありがとうございました!」と喜んでいる。

 「いのちの歌(スペシャル・エディション)」は2012年の既発シングルの初回限定盤に「人生の扉」のライブ映像を付属したもの。

 従来の「シングル1位歴代最年長記録」は昨年1月14日付に桑田佳祐(63)が「レッツゴーボウリング」で記録した62歳11カ月。竹内はこれを1歳11カ月上回った。

 竹内のシングル1位は1998年11月30日付の「カムフラージュ/WinterLovers」以来21年1カ月ぶり。松任谷由実(65)が1993年8月9日付で記録した従来の「シングル1位歴代最長インターバル記録」17年7カ月ぶり(75年「あの日にかえりたい」→93年「真夏の夜の夢」)を上回った。

 竹内は紅白初出場。緑色のワンピースに身を包み、東京・渋谷の局内のスタジオから「いのちの歌」を披露した。

 テーマは「未来へつなぐ命のメッセージ」。歌唱中には、さまざまな人の写真が流れる演出もあり、その中に竹内と夫でシンガー・ソングライターの山下達郎(66)が写っている1枚もあり、意外な形で“夫婦共演”を果たした。歌唱後には「生で、ちょっと緊張しましたけれども、この歌に込めた思いが全国の皆さんに届くといいなぁという気持ちで歌わせていただきました。そして、令和というこの新しい時代が皆さんにとって素晴らしいものになるようにと心からお祈りいたします。本当にありがとうございました」と感想を語った。

 「いのちの歌」は双子女優の三倉茉奈(33)三倉佳奈(33)がヒロインを務めた08年後期の連続テレビ小説「だんだん」の劇中歌。12年に竹内もセルフカバー。家族や友人、もう会えない大切な人たちに「出会えた喜び」と「命への感謝」を歌った内容が幅広い世代から高い支持を集め、卒業式や結婚式など、さまざまなイベントで歌われ、昨春には道徳の教科書に歌詞が掲載される人気曲となった。

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2020年1月7日のニュース