日テレ「ガキ使」年末SP放送予定変更なし 佐野史郎は25日退院、当該部分放送は「検討中」

[ 2019年11月25日 14:20 ]

俳優の佐野史郎
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 日本テレビの小杉善信社長が25日、東京・汐留の同局で定例会見を行い、大みそかに放送予定の同局「ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル」の収録で俳優の佐野史郎(64)が腰椎骨折、全治2カ月の重傷を負った件について言及した。

 佐野について、小杉社長は「今朝、病院を退院をなさったと聞いております」とケガの状態は順調に回復に向かっていることを報告。「佐野さんには誠意をもって対応させていただく。先方の事務所とも話し合っていく」とし「今のところ、番組の放送予定には変更はございません。佐野さんがケガをされた当該部分には、現在、(放送を)検討中」とした。

 佐野は6日午後8時ごろ茨城県内で、液体窒素を入れたペットボトルが破裂する力で空中に数センチ浮くという企画に挑戦。予定通り撮影を終えたあと腰に痛みを訴えた。病院で診察を受け「第3腰椎骨折」と診断された。

 企画は年末恒例の「笑ってはいけない」シリーズのロケの一環。同局広報部によると、上部をくりぬいた高さ約90センチのドラム缶の中に、500ミリリットルの液体窒素を入れた容量2リットルのペットボトルを縦に置き、その上に板と座布団を敷き、佐野が座っている状態で破裂させた。そのはずみで骨折したとみられる。

 佐野は手にラーメンを持っており、担当者は「破裂の衝撃を受けても、ラーメンを食べ続けられるかを試し、それを(出演者が)笑わずに見届けるという企画だった」と説明。撮影に際しては、スタッフによるリハーサルを何度も重ねたという。当該シーンを放送するかは検討中としていた。

 佐野は約2週間の安静後、リハビリを開始。医師の指導に従い、回復具合を見ながら徐々に仕事復帰していくという。キャンセルの発生について所属事務所は「現時点ではお答えできない」とした。佐野は同局を通じて「ケガをしてしまい、関係者各位の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしました」とコメント。「放送に関しましては、私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております」とした。 

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