八代英輝氏 佐野SAの再ストに「前の経営者と実体は変わっていないんじゃないかなって印象を…」

[ 2019年11月8日 11:59 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(55)が8日、コメンテーターを務めるTBSの情報番組「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。栃木県佐野市の東北自動車道佐野サービスエリア(SA)の運営を受託している会社の労働組合が8日午前7時から1時間、上り線のレストランでストライキを行ったことに言及した。

 ストは8月に続き2回目で、従業員ら約30人はレストラン前に集まり、「ストライキ決行中」と書かれた横断幕を掲げ、「安全に働ける職場に戻して」と声を上げた。労組は、運営受託会社の「ケイセイ・フーズ」(佐野市)が8月のストを労働争議と認めず、損害賠償を請求する構えを見せていることに反発。3日にストを通告した。労組によると、会社側は8月のストを正当な労働争議と認めず、当時の三役に計3億円を超える損害賠償を求めて提訴するとしたほか、加藤正樹執行委員長(46)に退職を迫っている。

 八代氏は「公共施設ですのでお客さんからの風当たりとかあるかもしれませんが、憲法で認められた労働者の権利ですから、争議権、団体交渉権というのは」と指摘。そして、「前回の問題となったストというのが、適法に行われたかどうかっていうのは争点になることはあるかもしれませんけれども、それにしては個人攻撃がすぎるのではないかという印象」と自らの見解を述べ、「会社が従業員に対してきちっと向き合っていたんであれば、こういったような対応には…。前の経営者と実体は変わっていないんじゃないかなって印象を受けてしまう」と話した。

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