「なつぞら」福地桃子 夕見子以外に演じたいキャラクターは?台詞覚えは「犬の散歩で」

[ 2019年7月28日 16:00 ]

神奈川県相模原市のショッピングモール「アリオ橋本」で連続テレビ小説「なつぞら」のトークショーを開いた福地桃子(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)でヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)が引き取られた柴田家の長女・夕見子を好演して話題の女優・福地桃子(21)が28日、神奈川県相模原市のショッピングモール「アリオ橋本」でトークショーを開いた。

 広瀬がヒロインを務める節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡し、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。 

 福地演じる夕見子は酪農家の長女ながら、当時の女性としては珍しく大学進学を目指し、見事、名門・北海道大学に合格した。芯が強く、ストレートな物言いをし、なつに対する“ツンデレぶり”なども反響を呼び、人気沸騰。ドラマの舞台が十勝から東京・新宿に移り、出番が減るとインターネット上で“夕見子ロス”が叫ばれるほどだった。

 夕見子役について、福地は「自分にないものをたくさん持っていて。私は話をする時、いったん考えてしまうのですが、夕見子はバシッと言える強さを持っている。夕見子への憧れが強すぎて、役が終わっても、このまま夕見子ちゃんになってしまいたいと思ってしまうことがあります」。夕見子以外に演じてみたいキャラクターについて聞かれると「とよばあちゃん(高畑淳子)」と即答。予想外の答えに、約900人が集まった会場からはどよめきが起こり「あの豪快な感じ、人を幸せにする感じがすごく好き。本気です」と語った。

 台本は「飼っている犬の散歩で」覚えるという。「でも、なかなか覚えられないと、いつまでも散歩し続けて、ワンちゃんが疲れ切ってしまうこともあります。多い時は2時間くらい歩き続けちゃって、ワンちゃんたちに迷惑をかけて掛けています」と苦笑い。夕見子と違い、おっとりとしたマイペースさを披露した。

「アリオ橋本」は今月31日まで「なつぞら」ブースを設置中。

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2019年7月28日のニュース