希林さんは別居中も裕也さんの部屋用意 知られざる夫婦の深い絆を白竜が明かす

[ 2019年3月19日 05:30 ]

内田裕也さん死去

95年、本木雅弘と娘の内田也哉子の結婚式で、会見する内田裕也さんと樹木希林さん
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 内田裕也さんと樹木希林さんは73年に結婚後、1年半で別居し、以後、43年半にわたって別居生活を続けた。それでも、希林さんは昨年9月に亡くなる前に入院先で「裕也さんに会いたい」と言い、裕也さんは荼毘(だび)に付された希林さんの顎の骨を持ち帰るなど、互いに思い合っていた。

 裕也さんと親交が深かった歌手で俳優の白竜(66)はスポニチ本紙の取材に「行動力の凄い人だった。勉強させてもらった」と感謝。「世間的には面白おかしく言われている夫婦だが、誰も知らないところでつながっていた。プライベートでも頻繁に会っていた」と、長く別居していても2人が夫婦であったことを証言した。

 別居中の裕也さんがいつ帰ってきてもいいように、希林さんは都内の自宅に裕也さんの部屋をつくっていた。専用のシャワールームに椅子やベッドなど家具もそろえていたが、裕也さんがその部屋を使うことはなかった。希林さんは生前「誰もいないから孫が使っているの」と笑っていた。裕也さんは大きな希林さんの愛に包まれていた。

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2019年3月19日のニュース