藤井七段、久保九段に敗れる 51年ぶり年度勝率記録更新に暗雲

[ 2019年3月12日 05:30 ]

大阪市の関西将棋会館で行われた棋聖戦2次予選決勝。久保利明九段(手前)に敗れ ガックリの藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が11日、大阪市の関西将棋会館で指された棋聖戦2次予選決勝で公式戦初対戦の久保利明九段(43)に127手で敗れ決勝トーナメント進出を逃した。これで年度勝率の51年ぶり記録更新は難しくなった。

 藤井は「終盤はチャンスのある局面もあったが分からなかった。(勝率は)意識していない」と淡々。順位戦A級の貫禄を示した前王将の久保は「トップ棋士だと思って準備した」と熱戦に疲労感もにじませた。藤井の今年度勝率は・8400(42勝8敗。未放送のテレビ対局を除く)となり、中原誠16世名人が1967年度に記録した・8545(47勝8敗)を下回った。残り対局数は発表されていない。

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2019年3月12日のニュース