安藤サクラ NHKまんぷくクランクアップ 目をうるませながらも「最後の最後まで楽しかった」

[ 2019年2月27日 16:53 ]

クランクアップしたNHK連続テレビ小説「まんぷく」のヒロイン・安藤サクラ(左)と夫役の長谷川博己
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 女優・安藤サクラ(33)が主演で現在放送中のNHK連続テレビ小説「まんぷく」(月〜金曜前8・00)が27日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)でクランクアップした。

 「最後の最後まで楽しかった。萬平さんが笑わせてくれた」と今回のヒロイン・福子を演じた安藤は目を潤ませながら終始笑顔。夫・萬平役の長谷川博己(41)とともに登場。安藤がジャンプしてくす玉を割り「最初は不安。その後は覚悟を決めて。でも、キャスト、スタッフさんの温かさで、すぐに覚悟もスパッとなくなった。現場も心地いい自分の居場所だった」と語った。

 インスタントラーメンの生みの親として知られる日清食品創業者夫妻の生涯をモデルにした作品。ヒロイン・安藤は17年6月に第1子を出産。史上初の“ママさんヒロイン”となった。育児をしながら収録に臨む安藤をNHKが全面バックアップ。局内に託児所を設置。「娘にとって、私にとって素晴らしい経験となった。皆さんに育ててもらった感じ。変な道に逸れないよう、キチッと育てます」と感謝した。また、幼い子供との時間を確保するために、通常は朝9時から夜11時頃まで続く撮影を、午後7時で切り上げた。代わりにいつもは6月上旬だったクランクインを1カ月前倒しして5月1日に早め、昨年と同じ27日のクランクアップとなった。

 安藤にとって昨年は公私ともに激動の1年だった。出演した映画「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭で、最高賞であるパルム・ドールを獲得。同映画で共演した樹木希林さんが昨年9月に75歳で亡くなった。また、義母である女優・角替和枝さんが10月に64歳で死去。それでも真鍋斎チーフプロデューサーによれば「特に(動揺など)感じなかった」と気丈に演じたエピソードを明かした。

 同番組の2月26日の第123回までの平均視聴率は関東地区21・4%、関西地区19・4%となっている(いずれもビデオリサーチ社調べ)。

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