西島秀俊&西田敏行 “西・西コンビ”がW主演 義理と人情を武器に学校再建目指す

[ 2019年1月25日 06:00 ]

映画「任侠学園」にダブル主演する西島秀俊(左)と西田敏行
Photo By 提供写真

 俳優の西島秀俊(47)と西田敏行(71)が、ダブル主演映画でヤクザを演じる。今秋公開の「任(人ベンに峡の旧字体のツクリ)学園」(監督木村ひさし)で、“西・西コンビ”が世直しに挑む。

 ヤクザの「阿岐本組」が経営難の高校の理事に就き、義理と人情を武器に再建に取り組む痛快エンターテインメント。原作は作家今野敏氏の「任(人ベンに峡の旧字体のツクリ)」シリーズの同名小説。荒々しいヤクザだが、正義を貫く情熱に高校の空気が次第に変わり、金もうけのために学校を乗っ取ろうとする人々と対峙(たいじ)する。

 西島演じる組のNo・2は「親分の言うことは絶対!」が信条の真面目過ぎる男。時に空回りしてしまうおちゃめな側面を持っている。一方、西田演じる組長は子分たちを振り回す自由な人柄。ストレートな言葉で人の心を揺さぶる男らしい一面を持っている。

 すでに終えた撮影では、西田がさまざまな場面でアドリブを連発。役柄同様に共演者を振り回した。西島もそれに応戦するように切れのある演技を見せた。

 西島は「今まで演じたことのない新しいキャラクター」と話し、新鮮な気持ちで演技に臨んだ。「平成から新しい時代へ変わる節目の年、笑って泣ける世直しエンターテインメントになる」と自信を見せた。

 西田のヤクザ役と言えば、北野武監督「アウトレイジ」シリーズが記憶に新しい。ドスの利いた声で相手を震え上がらせる迫力満点の演技が話題を呼んだ。「ヤクザたちが示す“お互いを愛し合い、見つめ合い、そして理解し合う”というある種の一本筋を通すという任(人ベンに峡の旧字体のツクリ)道は、万国共通の人々が幸せになるための一本の道だと思います」と話した。

続きを表示

2019年1月25日のニュース