藤井聡太七段 今期自己最多タイ9連勝!竜王戦4組ランキング戦で初戦突破「まだ先は長い」

[ 2019年1月24日 22:17 ]

竜王戦ランキング戦4組の1回戦で村田智弘六段(手前)と対戦する藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が24日、大阪市内の関西将棋会館で指された第32期竜王戦4組ランキング戦の1回戦で村田智弘六段(37)に126手で勝利。連勝を今期自己最多タイの9に伸ばした。

 前期に羽生善治九段(48)を破ってタイトルを奪取した広瀬章人竜王(32)への挑戦権を懸け、秋まで続く戦いの初戦。この日は夕食で頼んだ「バターライス」が、店が定休日で別の店とメニューへの変更を余儀なくされるハプニングもあったが、盤上では持ち味の終盤力を発揮して快勝。「まだ始まったばかりで先は長いですが、全力を尽くして上を目指して頑張りたい」と微笑んだ。

 これで今年度成績は36勝6敗。勝率も0.857(24日現在)とし、ランキング1位の座を死守した。年度末までまだ2カ月あるが、1967年度に中原誠十六世名人(71)が樹立した歴代1位の勝率0.8545(47勝8敗)を51年ぶりに更新する期待の声も徐々に出始めている。

 そのためにも負けられないのが、来月に控える2つの大勝負。勝てば3期連続昇級が決まる5日の順位戦C級1組の対局と、16日に連覇を目指して挑む朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝。「こうした大きな勝負に臨めるのは楽しみなことなので、どちらも落ち着いて臨めればと思います」と力を込めた。

 次局は30日、棋王戦ブロック別予選の準々決勝で中村亮介六段(33)と対戦する。

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2019年1月24日のニュース