水樹奈々 出身の新居浜ロケ映画公開「子どもを公園デビューさせる気持ち」

[ 2018年12月22日 17:59 ]

「ふたつの昨日と僕の未来」(監督大森研一)の初日舞台あいさつにて。左から水樹奈々、佐野岳、大森研一監督
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 歌手の水樹奈々(38)が22日、都内で行われた「ふたつの昨日と僕の未来」(監督大森研一)の初日舞台あいさつに出席した。水樹は同映画の舞台となった愛媛県新居浜市の出身で同市の観光大使を務める。主題歌「サーチライト」の詞は水樹の書下ろしで「本当にいろいろな思い出の場所を思い出しながら、妄想を膨らませながら書きました」と胸を張る。

 主演の佐野岳(26)は「ぴったりの曲。エンドロールで流れるのを聞いたとき、背中をポンと押されるような気分になります。耳から離れない」と絶賛。「サーチライト♪」とつい口ずさんでしまい「あっ、本人の前で歌ちゃった。こんな失礼なことはない」と恥ずかしがった。

 大森監督も「聞いたときから口ずさんでしまいました」とお気に入りの様子。じつは同曲がまだ解禁前にラジオ番組に佐野と大森監督が出演したとき、「曲が流せなかったので、歌ってしまいました。広めたくて」と告白。「どんなふうに歌ったんですか」と水樹が聞くと、佐野と大森監督が実演。ノリノリで無邪気に歌う二人を見て「最高です」と喜んだ。

 同映画を鑑賞して、水樹は「ちょっとうれしいような恥ずかしいような気分。小さいころから見てきた当たり前の風景を大勢の方に見てもらうのは“子どもを公園デビューをさせる気持ち”」だと形容。「よく見せたいというか、不思議な気持ちです」と語った。

 マラソンランナーとして五輪を目指していた海斗(佐野)は、ケガのため夢を断念。その後は市役所に務め、無気力な日々を送る。恋人の真里乃(相楽樹=23)にも見放されてしまう。そんなとき、観光案内で訪れた山中で大雨に見舞われ、逃げ込んだ先に不思議な坑道を見つける。現実世界とパラレルワールドを奔走しながら、自分の生き方を見つける若者の姿を描いたオリジナルファンタジー。

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2018年12月22日のニュース