「下町ロケット」エキストラにも演出 燕市ロケに4500人 阿部寛「頼もしい」新潟熱狂 視聴率全国1位

[ 2018年11月25日 07:00 ]

日曜劇場「下町ロケット」の新潟・燕市ロケに参加した(左から)中本賢、安田顕、谷田歩、阿部寛、徳重聡、竹内涼真、和田聰宏、立川談春、朝倉あき(C)TBS
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 俳優の阿部寛(54)が主演を務めるTBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)の第3次燕市ロケが今月22日から行われている。3日間で約4500人以上のエキストラが参加。阿部は「福澤組(メーン演出の福澤克雄監督)はエキストラの方にもしっかり演出をします」と明かし「23日の撮影は雨も降り、気温も低く、過酷な状況だったにもかかわらず、監督の指示に従ってスムーズにお芝居していただき、本当に頼もしかったです。皆さんのおかげで良いシーンが撮れたと思います」と手応えを示した。新潟地区の視聴率は全国主要11地区のうち、ダントツの1位。米どころ、ものづくりの町・新潟県燕市が盛り上がっている。

 作家・池井戸潤氏のベストセラーシリーズが原作。経営難に追い込まれた下町(東京・大田区)の町工場・佃製作所がその技術力により困難を打ち破る様を描き、列島に感動を巻き起こしたエンターテインメント巨編の3年ぶり続編。今回は宇宙から大地へ。農業を営む経理部長・殿村(立川談春)の実家のトラクターをヒントに、佃製作所は自転車・自動車・船舶・鉄道・エスカレーターなどに組み込まれている部品「トランスミッション(変速機)」の開発に挑む。

 殿村の実家がある場所は、原作の栃木から新潟に変更。同局の伊與田英徳プロデューサーは放送開始前に「新シリーズで大きなカギを握る殿村の実家である米農家の撮影は、新潟県燕市の全面協力の下、大規模ロケをさせていただきます。米どころである新潟県、ものづくりの町である燕市は、農業とものづくりがテーマとなる本シリーズにピッタリで、運命的なものを感じています」。雄大な風景がドラマを彩っている。

 今回の燕市ロケロケは26日までを予定し、エキストラは22日に約500人、23日に約1600人、24日に約2500人が参加。3日間で合計約4500人以上の大規模ロケとなり、第8話(12月2日)などの重要なシーンを撮影した。

 阿部は「23日の撮影は雨も降り、気温も低く、過酷な状況だったにもかかわらず、監督の指示に従ってスムーズにお芝居していただき、本当に頼もしかったです。皆さんのおかげで良いシーンが撮れたと思います」とエキストラに感謝。福澤克雄監督がメーン演出を担当した昨年10月クールの日曜劇場「陸王」も延べ7万人以上のエキストラが参加し、マラソンシーンなどが話題を呼んだが、阿部も「福澤組は一般参加のエキストラの方にもしっかり演出をします。もちろん演技をしていただきますので、大勢になればなるほど迫力が出ますし、見応えのあるシーンになっていると思います」と実感している。

 「陸王」の飯田和孝プロデューサーは昨年11月に「おしゃべりをしている方々も撮影が始まりそうになると、一気に緊張感を高めて『よし、やろう!』となってくれるんです。まさに1人の出演者として参加してくれています」と福澤組によるエキストラ撮影の舞台裏を明かしたが、今回の「下町ロケット」に受け継がれている。

 燕市は市内に本社を置き、来年1月に創業100周年を迎える森井紙器工業の協力の下、人が乗れる「ダンボールトラクター」(全長3・3メートル、全幅1・5メートル、全高2・3メートル)を「道の駅国上」に設置。地元企業と番組コラボ商品も作り「道の駅国上」「燕三条地場産業振興センター」などで販売。「シューラスク」(飴屋本店)は売り切れる日もあり「アイスクリームスプーン」「アルミストロー」「アウトドア用クッカー7点セット」(片力商事)など各商品が好評を博している。

 ロケ現場の田んぼで実際に収穫されたコシヒカリ「下町ロケット ロケ地米」の販売も22日から道の駅国上と燕三条地場産業振興センターで始まり、予想を上回る売れ行き。ふるさと納税の返礼品には“下町ロケット米”として「特別栽培米コシヒカリ えちごつばめの飛燕舞」を用意。燕市公式サイトのアクセス数はトップページを除くと、項目別で「下町ロケット」情報が1位となっている。

 鈴木力燕市長(58)も自身のブログに度々「下町ロケット」関連の投稿をアップ。今月3日には、鈴木市長自ら森井紙器工業の森井康社長に「ダンボールトラクター」を依頼したことを明かし「快く引き受けてくださいました。そのご厚意に対し、感謝状を贈りました。実際の製作には大変なご苦労があったそうです。社長さんに開発秘話をお聞きして、まさに『下町ロケット』で描かれる技術者たちの熱きドラマそのもの。これぞ佃品質×燕品質です。インスタ映え、間違いなし!どうぞ遊びに来てください」と呼び掛けた。

 熱狂ぶりは視聴率(ビデオリサーチ調べ)にも表れている。 新潟地区は第1話(10月14日)=23・0%、第2話(10月21日)=19・6%、第3話(10月28日)=19・9%、第4話(11月4日)=19・5%、第5話(11月11日)=25・7%、第6話(11月18日)=21・6%と推移。20%の大台超えを3回も叩き出し、絶好調。これは全国主要11地区(関東、関西、名古屋、北部九州、札幌、仙台、広島、静岡、福島、新潟、岡山・香川)のうち、ぶっちぎりの1位を走っている。

 阿部も「3度目の新潟ロケですが、視聴率にも表れているように、たくさんの方に見ていただいて本当にありがたいです。現場でも温かく迎え入れてくださるし、ご飯も美味しくて、地元の方にサポートしていただきながら撮影ができています」と再び謝意。燕市ロケのシーンがドラマ終盤を一層、盛り上げる。

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