矢井田瞳、電撃ネットワークら参加 GCグランドフェス開催

[ 2018年11月15日 05:30 ]

「GCグランドフェスティバル2018」トリを務めた矢井田瞳(写真:田中桃々莉、藤丸香織)
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 “人々に楽しみと感動を届け、ノーマライゼーション社会の実現をめざす”をコンセプトに、日本初の障がい者が主催する音楽イベント「GCグランドフェスティバル2018」が東京・新木場スタジオコーストで行われた。

 当日は矢井田瞳、Analogfish、セカイイチ、Emerald、Ryu Matsuyama、Lucie,Too、電撃ネットワークの7組が出演。電撃ネットワークのメンバーが体を張ったパフォーマンスでスタートしたイベントは、トリを務めた矢井田まで約1000人の来場者が楽しんだ。イベントに初出演し、ヒット曲「Mt Sweet Darlin’」などを披露した矢井田は「音楽でひとつになれて最高でした!めちゃ熱かった」と、思いを伝えた。

 イベントは10日に行われ、主催したNPO法人・日本バリアフリー協会の貝谷嘉洋代表は「このイベントは、福祉先進国といわれる北欧の最も成功しているモデルを参考にしています。1つはスウェーデンのサムハルという国策企業で、従業員の9割にあたる2万人の障がい者を雇用しています。もう1つはデンマークのグリーンコンサートという野外音楽フェスティバルで、障がい者団体が主催し毎年600人のボランティア、15万人の観客が参加します。障がい者が多く働く企業体が、音楽フェスティバルを開催するという形をとったのが、このGCグランドフェスティバルです」と、イベントの開催意義について話した。

 最後に貝谷代表は「これまで4回開催しましたが、この活動はまだ緒についたばかりの気がします。来年も開催する予定です。引き続き、ご支援、応援のほどよろしくお願いします」と、今後も“日本のグリーンコンサート”としてさらなる活動を目指していく。

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