「イッテQ」新たな“でっち上げ疑惑”…日テレ謝罪「確認不十分…当社に責任ある」

[ 2018年11月15日 11:00 ]

日本テレビ社屋
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 日本テレビのバラエティー「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)で、15日発売の「週刊文春」が新たな祭りのでっち上げ疑惑を報じている。8日に同誌が伝えたラオスの「橋祭り」(5月20日放送)に続き、今回はタイの「カリフラワー祭り」(昨年2月12日放送)。同誌によると、2つの祭りは同じコーディネート会社・M社が番組側に提案し企画が成立していたという。

 番組は「カリフラワー祭り」についてカリフラワーの名産地であるサイヨン村の「収穫祭」と紹介。村人が二人三脚で泥沼を駆け抜け、20キロのカリフラワーを収穫する時間を競うレースがあるとし、宮川大輔(46)とNEWS・手越祐也(31)が挑戦する模様を放送した。

 だが、文春の取材に対し、同村の村長は祭りの当日は「子供の日」で「ゲームは収穫を祝うものではない」と主張。参加者は「スポーツ交流大会」として集められ、賞金や謝礼が支払われたとする証言もある。文春の取材を12日に受けたM社の社長は、自身が提案した企画について「(日テレの)現場サイドとしっかり話をしてやっています」と日テレの関知を主張している。

 こうした事態を受け、日テレは14日、「番組の意向でコーディネート会社が主催者に提案したり、実質的な主催者となってイベントとして開催したケースがありました」とコメント。コーディネート会社に支払った撮影経費から開催費用や賞金、参加費、協力費などが支払われていたことも明かし「企画についての確認が不十分なまま放送に至ったことについて、当社に責任があると考えております。今回のような事態を招きましたことを、おわび申し上げます」と謝罪した。日テレ広報部は「やらせとの認識はない」としている。

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