「下町ロケット」新潟・燕市ロケ 阿部寛「人が温かい」「満喫」続編は大地へ トラクターも運転

[ 2018年10月14日 10:00 ]

「下町ロケット」新潟ロケに参加した(左から)安田顕、阿部寛、立川談春
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 TBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)のロケが9月下旬から10月上旬に新潟県燕市で行われ、主演の阿部寛(54)安田顕(44)立川談春(52)が燕市の印象、ドラマに懸ける意気込みなどを語った。

 池井戸潤氏の原作で2015年に放送された大ヒットドラマの続編。阿部が演じる佃航平は元宇宙科学開発機構研究員。ロケット打ち上げ失敗の責任を取って辞職し、下町の工場・佃製作所の社長として第二の人生を送る。

 前作は佃製作所の製品がロケットに採用される物語だった。挫折を乗り越えて前に進もうとする町工場の社員たちの姿が感動を呼んだ。続編は農業とものづくりがテーマ。そのため農業とものづくりの町・燕市での大規模ロケが実現した。

 阿部は燕市の印象を「ビールを飲む銀のカップが有名だと聞いた。人が温かいし、ご飯もおいしい。凄く満喫している」と語った。

 ロケは9月29日から本格的に始まり、この日は阿部がトラクターに乗り、水田を耕すシーンなどを撮影したが「天気は良いし、台風のシーンではちょうど曇ってくれて、撮影は順調」と笑顔を見せた。

 新シリーズのコンセプトについては「“宇宙(そら)から大地へ”ということで、今回はロケットもやるけど、農業にも力を入れている」と説明した。

 立川が演じる経理部長の殿村直弘は実家が米農家。父親が倒れたため週末には帰省し、農作業に従事する生活を送る。立川は「今回は(視聴者を)元気にするだけではない。親をどう送るかとか、自分の人生を見つめ直す作品」と解釈している。

 安田が演じるのは技術開発部長の山崎光彦。三度の飯より実験好きという根っからの技術者という役どころだけに「ものづくりの町である燕で、技術者の役を演じることに気を引き締めている」と覚悟を口にした。

 3人のほかにも土屋太鳳(23)竹内涼真(25)ら豪華キャスト陣が顔をそろえる。阿部は「今回も下町の会社にいろんなことが起きて、みんなで力を合わせて乗り越える。見ていただければ月曜日に元気に会社や学校に行けるような作品になっている」とPRしていた。

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2018年10月14日のニュース