松井玲奈 「まんぷく」安藤サクラと共演で刺激「勉強、吸収…幸せ」

[ 2018年10月11日 08:15 ]

朝ドラ「まんぷく」で昭和初期の女性を好演した松井玲奈 (撮影・西川祐介)
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 【NHK『まんぷく』スタート この人のここに注目(7)】ヒロインの親友役が大ブレークのきっかけをつかむことも多い朝ドラ。今作では、安藤サクラ(32)演じる福子と仲良し3人組の敏子とハナがその立場にある。ツインテールの髪形が目を引く敏子を演じるのが、朝ドラ初出演の松井玲奈(27)だ。

 「福ちゃんは家とか仕事でいろいろあるので、3人でいる時はリラックスできる場所であったらいいなという気持ちで演じてます」

 敏子はインスタントラーメンの誕生を描くドラマの展開に大きな影響を与えている存在でもある。福子を屋台に連れていき、初めてラーメンを食べさせた。「面白い機械があるらしいよ」と言って、夫となる萬平(長谷川博己)の工房へ向かわせ、2人を出会わせたのも敏子。「みんなで和気あいあいと撮ってるので、キーパーソンという意識はなかったです」と照れながら笑った。

 ラーメン、プリン、アップルパイ…。3人の女子会には食べ物が欠かせない。ワンシーンの撮影でも何カットも撮るため「いっぱい食べてる方がおいしそうに見えるじゃないですか。だからおなかいっぱいになっちゃう」と笑う。「3人の掛け合いはテンポ感が大事。撮影の合間にもテーブルを囲んで練習してます」と距離感を大切にしている。

 朝ドラのオーディションには何度も落ちてきた。前作「半分、青い。」に落ち「もう終わりにしよう」と決めた。諦めではなく、女優として成長し「呼んでもらえる人になりたい」と思ったからだ。その後、すぐにオファーが来たことに驚いた。

 チャンスを得た現場では安藤との共演が大きな刺激。「いろんな方向からボールが飛んでくるし、自由で自然体。凄い考えて演じられていると思う。現場で勉強できて、吸収して出していける環境にいるのが幸せ」と充実の表情を浮かべる。

 中心メンバーとして活躍した「SKE48」を卒業して3年。「お芝居をする人としてはまだ駆け出し」と殊勝に語る。「ずっとお芝居をしていたいし、今は名刺代わりの作品が欲しいです」。堂々と渡せる名刺を手に入れるべく、現場で奮闘している。

 ◆松井 玲奈(まつい・れな)1991年(平3)7月27日生まれ、愛知県出身の27歳。08年にSKE48の1期生として劇場デビュー。AKB48の選抜メンバーとしても活躍し、選抜総選挙の最高位は14年の5位。15年に卒業した。放送中の日本テレビドラマ「ブラックスキャンダル」にも出演中。鉄道ファンとして有名。1メートル62、血液型O。

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