【来週の半分、青い。】最終週 北川悦吏子氏「人が試される」鈴愛、不安な日々の中…花野が姿を消す?

[ 2018年9月22日 13:00 ]

連続テレビ小説「半分、青い。」第151話の1場面。不安な日々を送る鈴愛(永野芽郁)と花野(山崎莉里那)(C)NHK
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 女優の永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)は24日から最終週(第26週)に入る。

 朝ドラ通算98作目。フジテレビ「素顔のままで」「ロングバケーション」「空から降る一億の星」やTBS「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など数々の名作を生み“ラブストーリーの神様”と呼ばれるヒットメーカー・北川悦吏子氏(56)のオリジナル脚本。岐阜県と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれの・すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代を七転び八起きで駆け抜ける姿を描く。

 第26週(9月24〜29日)は「幸せになりたい!」。

 完成した「そよ風ファン」の商品化のため、鈴愛(永野)たちは投資家に向けた商品のお披露目会を開催したが、その最中に東日本大震災が発生。不安な日々を送る鈴愛たちだったが、律(佐藤健)や津曲(有田哲平)の支えもあり、再び扇風機作りに着手。そして、ついに「そよ風の扇風機」が完成する。一方、学校で問題を抱え、鈴愛に相談できず悩んでいた花野(山崎莉里那)がある日、姿を消してしまう。

 北川氏は21日のNHK「あさイチ」(月〜金曜前8・15)にVTR出演。お気に入りのシーンの1つは第78話(6月30日)、公私にどん底の鈴愛がユーコ(清野菜名)に「逃げたヤツに何が分かる」、ボクテ(志尊淳)に「売れているボクテは私を見て笑っている。高みの見物だ」などと当たり散らした場面。

 「計算で書いているシーンではないんですね。ここが泣かせのシーンだとも思っていなかったですし、テクニックでヤマ場にしようとも思っていませんでした。書いている時に自然に出てきたセリフが多くて。お見合い話がなくなり、鈴愛が初めて『耳のせいか(耳か…。私の左耳が聞こえないから、結婚話なくなったのか。結局そういうことか)』と言うじゃないですか。そのセリフが出た時、自分で初めてビックリしました。鈴愛は無邪気に付け耳をしたりして、失聴のことは全然大丈夫と周囲に見せてきたのに、心の底では気にしていたんだと。そう書こうとしたんじゃなく、あの流れで自然に鈴愛のセリフとして出てきて、そういう意味では計算では書けないシーンでした」と振り返った。

 「どうしてもドラマは予定調和になりがちで、こういうシーンがあったら、こうなって、こうゴールというふうに今まで作ってきたですが、どこにもたどり着かないシーン。でも、たぶん、その凸凹感が人生としてはすごくリアルだと思ったんですよね。『こういうことがあったけど、だから、こうでよかった』と、なかなかストレートには本当はいかないじゃないですか。『何のためにあんなことが起きたんだ。全く意味が分からない。ひどくない、神様』ということが、私は結構起きたんですけど(炎症性腸疾患、聴神経腫瘍という難病を患ったこと)。あのシーンは、そういうことの1つだと思うんですよね。そういう意味では、この『半分、青い。』じゃなければ、私はあのシーンを一生書くことがなかったと。たぶん、この先もないだろうと思っています。そういう意味では、自分の中では心に残ったシーンでした」

 最終週については「鈴愛と律がどうなるか。それには、ちゃんとお応えできるラストになっていると思いますので、是非見ていただきたいです。尻尾まであんこが入ったたい焼きのように、みっちりしているので、見応えがあるんじゃないかと思います」とアピール。「人が試される最終週です。人がどう生きるかということを突きつける最終週になります。朝のドラマにしては結構シビアなことを敢えて書いてきた自覚があって。鈴愛が漫画家を目指して、普通だったら、成功して漫画家になりますよね。それが神様にダメだと言われた。ノーだと分かって辞める。そういうことを綿々と逃げないで、最終週も書いたと思います。『私はゴールよりスタートを切っていたい』という鈴愛のセリフがあるんですが、それが彼女を表し、この朝ドラを表したセリフだと思っています」と締めくくった。

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