北川悦吏子氏「半分、青い。」律と距離感取れず「ユラユラ」“画鋲”佐藤健が立体化「皆さんの心に残れば」
「半分、青い。」脚本・北川悦吏子氏インタビュー(3)
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今月29日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)の脚本を手掛けた北川悦吏子氏(56)が構想5年、執筆1年半にわたる創作の日々を振り返った。
朝ドラ通算98作目。フジテレビ「素顔のままで」「ロングバケーション」「空から降る一億の星」やTBS「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など数々の名作を生み“ラブストーリーの神様”と呼ばれるヒットメーカー・北川氏のオリジナル脚本。岐阜県と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれの・すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代を七転び八起きで駆け抜ける姿を描く。
ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)と同じ日(1971年7月7日)に同じ病院(岐阜・岡田医院)で生まれた“運命”の幼なじみ・律(佐藤健)は、番組スタート前の今年2月のインタビューで北川氏が「あまり自発的に動かない子が、どういう人生を見つけていくか。この作品の裏テーマだと思っています」と語った“もう1人の主人公”。
「鈴愛を受け止める役ではあるんですが、その中で、ただ優しい子じゃなく、どうやって強さ、意志を出していくか。受けの芝居と攻める芝居が内在する健くんにしかできない役なんじゃないかと。これから律がどういうことを言って、どういうふうに動くかはまだ未知なんですが、自分が書いてきたラブストーリーの相手役として集大成になるんじゃないかなと思っています」と予告していた。
律は容姿端麗、成績優秀。感情のおもむくままに行動する鈴愛と違い、クールな理論派だが、誰よりも優しく傷つきやすい一面も。99年、菱松電機の受付・より子(石橋静河)と結婚。4年前(95年、24歳)に夏虫駅で鈴愛にプロポーズしたが、断られた時の傷心を「正直、なんで僕の人生にこんな悲しいことが起こるんだろうと思いました。鈴愛にフラれて本当に苦しかったです」(第77話、6月29日)と振り返っている。
第132話(9月1日)、より子との関係修復を図った際には「どんどん嫌な奥さんになっちゃって。嫌な女になっちゃって。いつまでも怒らないあなたを、怒らせてみたくなった。私はあなたと結婚してから、ずっと…ううん、あなたに出会ってから、ずっと寂しかったのよ」と打ち明けられた。律は感情表現や愛情表現がうまくなかった。
第137話(9月7日)、起業に興味を持ち始めた時には、正人(中村倫也)が「律は、やりたいように生きればいいと思うよ。律も自由にしていいんだよ。どっかにたどり着く。何か律って、抜けがないっていうか、隙がないっていうかさ。いつもパーフェクトって感じで。楽になるといいなって思っていたんだ。生きるのが楽しくなるといいなってさ、律が。律、焦らないで。迷っている時間を楽しんで。思っているほど、人生短くない。迷うことは人生の醍醐味だ」と背中を押した。律の性格をよく理解している親友の言葉だった。
北川氏は、律というキャラクターを書き上げ「健くんも何かのインタビューで『自分としては律の人物像がちょっと見えなくて。他の登場人物を通して律というキャラクターが成り立っている』みたいなことをおっしゃっていて。確かに律は何を考えているのか分かりにくいですが、そこが魅力でもあったと思うんです。私も書いているうちに律との距離感が取れなくなって、ユラユラ、ユラユラしたまま書き進めましたが、自分としてはよかったと思います。佐藤健という人は微妙なニュアンスをお芝居にしてくれる人で、私のユラユラを彼がグイッと画鋲のように留めて、人物像を立体化していってくれました。彼が演じることによって、そうなる計算が立ったので、ユラユラしたまま行ってみようかなと。律を書く上で、自分の中に遊びというか、振れ幅が生まれたと思います」と回想。
「これも健くんありきなんですが、結局、律はどういう人なのか、焦点を結ばないまま、終わらせたいという気持ちになっていきました。『結局、どういう人なのか、つかみ切れなかった』でいいような気がして。『こういう人、いるよね』と図式化されるようなキャラクターに落とし込みたくなかったんだと思います。天使のような、妖精のような存在で、それでいて男の子の弱さもあり、ファンタジーとリアルを行ったり来たりしながら、そして、視聴者の皆さんの心の中に律が残るといいなと願いながら、書いていました」と総括した。
幼少期から「マグマ大使」のように鈴愛に笛で呼び出され、頼りにされることで、己の存在意義を確認してきた律だが、第24週「風を知りたい!」(9月10〜15日)で、もちろん鈴愛のアイデアや正人の後押しがあったとはいえ「そよ風の扇風機」の開発へ“能動的”に自分の人生を歩み始めたように映る。お互いを補い合う“最強のパートナー”との間に何が生まれるのか、最後まで見守りたい。
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