塚原副会長、速見コーチの指導は「私物化の最たるもの」リオ五輪で“苦言”も

[ 2018年9月6日 22:36 ]

日本体操協会の塚原光男副会長
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 体操の宮川紗江(18)からパワハラ告発を受けた日本協会の塚原光男副会長(70)が6日、フジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)に出演。宮川に対する速見佑斗コーチ(34)の指導について「私物化の最たるもの」と語った。

 速見コーチの暴力行為について、坂上忍(51)が「公然とやっていたとなると問題外」と指摘すると、塚原氏は「おっしゃる通り。我々がいるところでは絶対にやっていない」と明言。また、16年のリオ五輪に帯同していた速見コーチがチーム練習の際に宮川に“独断的な指導”を行っていたと明かし、「限られた時間で全員が練習しないといけない中で、突然宮川選手に注意をして、それが簡単に収まらない。チーム練習にならなかった。だから彼を選手村で呼び出して『チームに協力してもらいたい』と言った」と証言した。

 また、宮川の“二重契約”問題についても触れ、速見コーチの指導を「私物化の最たるもの」と批判。「体操界にあそこまで暴力を振るう指導者はいない」とし、「(宮川が速見コーチと)小学5年生からやっているから、すべてがそういう状況になってしまっている。こういった問題が起きても、引き離されることに対しては恐怖を感じてしまう関係が出来上がっているんじゃないかと思っている。これが真実だと思っている」と自身の見解を語っていた。

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2018年9月6日のニュース