有働アナ「news zero」に覚悟の“嫁入り”「駄目なら切って」

[ 2018年9月5日 05:30 ]

10月から日本テレビ「news zero」のキャスターに就任する有働由美子アナは白いワンピース姿で登壇(撮影・沢田 明徳)
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 NHKを3月末に退職し、フリーに転身した有働由美子アナウンサー(49)が4日、東京・汐留の日本テレビで記者会見した。10月1日から夜の報道番組「news zero」(月〜木曜後11・00、金曜後11・30)のメインキャスターに就任。「zero班と心中するつもりでやりたい」と力を込めた。

 新本拠地で有働節がサク裂した。局側が用意した衣装は、真っ白なワンピース。心機一転を思わせるいでたちを「中途半端なウエディングドレスのよう」と自虐ネタにした。司会の森圭介アナ(39)に「素敵ですよ」と褒められても「どのへんが?」と鋭くツッコミ。報道陣の笑いを誘いながら「これは嫁に出されたんだと。出してくれたNHKの方にも“立派にやってるな”と思っていただけるように頑張っていきたい」と抱負の言葉につなげた。

 退職から半年。久々の公の場に緊張していた。フラッシュの嵐を浴びた登壇時、たじろいだ様子で「50歳前になってもドキドキするんですね。最初の紅白に出た時のよう」と初々しい表情を見せた。

 目指す番組は視聴者に考えてもらえるニュース。「関心の遠いニュースだと人ごとのように見てしまう。自分のこととして考えていただけるように伝えたい」と話した。3月まで出演したNHKの朝の情報番組「あさイチ」では視聴者からさまざまな情報が寄せられ、驚くことも多かった。今後も「視聴者との会話」は重視していくという。

 民放では視聴率との戦いもあるが「視聴率は番組制作者のせいで、私のせいじゃない」とあっけらかん。NHK時代は局を背負っていたが、フリーの今は背負うのは自分の生活のみ。「駄目なら切ってもらえればいい。視聴率が悪いなら、私が視聴者とズレているということ。クビを切ってもらえる安心感がある」とした。番組からの“離縁状”も承知の上で、夜の顔として生きていく。

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