ロバート・デニーロ、トランプ氏を“放送禁止用語”で罵倒

[ 2018年6月12日 09:30 ]

 米ハリウッド映画界を代表する俳優ロバート・デニーロ(74)が10日、東部ニューヨークで開かれたトニー賞の発表・授賞式のステージ上で「トランプ(大統領)はくそ野郎だ」と罵倒する一幕があった。11日付の米紙ロサンゼルス・タイムズなどが報じた。

 米メディアによると、CBSテレビは放送禁止用語として発言を一部消して放送したが、インターネット上では出席者らが撮影した映像などが出回り、大きな話題となっている。

 「タクシードライバー」「ディア・ハンター」など多くの出演作で知られるデニーロは映画界でも有名なリベラル派で、これまでにも公の場でトランプ氏を批判。この日はステージで「ひと言、言いたい」と前置きした上で、両手の拳を振り上げながら「もう『トランプを引きずり下ろせ』なんて状況ではない」と述べ罵倒、会場から拍手喝采が起きた。

 AP通信によると、デニーロは11日、カナダのトルドー首相の米国批判に反発し先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)首脳宣言を承認しないよう指示したトランプ氏の行為を「私の大統領のばかげた行為」と述べ、カナダの人々に謝った。(共同)

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2018年6月12日のニュース