舘ひろし“終わらない秘けつ”は女好き「犬も猫もメスしか見ない」

[ 2018年6月9日 12:53 ]

映画「終わった人」初日舞台あいさつに出席した(左から)黒木瞳、舘ひろし、広末涼子
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 舘ひろし(68)と黒木瞳(57)がダブル主演で夫婦を演じる映画「終わった人」(監督中田秀夫)が9日、公開初日を迎え、都内の映画館で、舘、黒木ほか、広末涼子(37)が舞台あいさつを行った。

 内館牧子氏(69)の同名小説で、定年退職し世間から「終わった人」と思われるようになった元銀行マンと、銀行時代の輝きを失った夫と向き合えない妻の夫婦関係を描くコメディー。舘は定年退職を迎えた元銀行員・壮介役。黒木はその妻・千草を演じた。

 早朝から集まった観客に「朝早くから暇なんだあ」とジョークであおりつつも、観客からの歓声には「皆さん優しい」と満面の笑み。主演の舘はこのところ、プロモーションで多くのバラエティー番組にも出演しており、「楽しかったです。ぐるぐる回る回転寿司も行かせていただいて、この映画のおかげで大変、人生、勉強になりました」と充実の表情を浮かべた。

 30年来の付き合いという黒木について、舘は「限りない夫婦に近いただの友達」と表現。撮影中は、中田監督とアドリブなどの相談をコソコソしていたといい、「今までは受ける芝居が多くて、攻撃的な、仕掛ける芝居があまりなくて、凄く楽しくてやっていた。それは黒木さんが千草という役をちゃんとやってくれていたから。この映画は黒木さんの手のひらでコロコロっと作られた映画という気がしています」。そんな舘に、黒木は「撮影中に2人がコソコソ、クスクス打ち合わせをしていて、男って本当にかわいいな、しょうがないなって」と温かい眼差しを向けていた。

 タイトルにかけて、終わらないように心がけていることを聞かれた舘は「うーん、女好き」とキッパリ。「いつも女の人を見てる。犬も猫もメスしか見ない。そうすると、わりと終わらないんじゃないかな。とりあえず、何か見つけてやったほうがいい」と来場した観客にアドバイスを送り、笑わせた。

 イベントでは、映画が公開となり、この日で“定年”となることを受け、舘が妻役の黒木、想い人役の広末から花束が贈られるサプライズも。舘は「花はもらい慣れていないので、私のほうがあげたい気持ち」と照れ笑い。それでも“定年”を意味する花束だと聞かされ、「定年にもらったの?悲しいな」と本音をもらしていた。

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