乙武氏 高校時代アメフット部告白 悪質タックル問題で「スポーツに対する冒涜」

[ 2018年5月17日 16:24 ]

乙武洋匡氏
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 作家の乙武洋匡氏(42)が7日、自身のツイッターを更新。アメリカンフットボールの関学大と日大の試合で日大選手による悪質な反則行為で選手が負傷した問題で「スポーツに対する冒涜(とく)」などとつづった。

 「高校時代はアメフト部でした」と切り出した乙武氏。自身の経験を踏まえ、「アメフトには体と体のぶつかり合いという側面もありますが、ベンチワークも含めた頭脳戦という側面が大きいのもまた事実です。その結果、『相手のQBを故意に潰す』という戦術に至ったのなら、それはアメリカンフットボールひいてはスポーツに対する冒涜でしかありません」と自身もアメフットに関わった身として怒りをにじませた。

 6日の定期戦で日大の選手が関学大QBに悪質なタックルを見舞った問題。負傷した関学大のQBは14日にMRI検査を受け、「第2・第3腰椎棘間(きょくかん)じん帯損傷」と診断されたという。関係者の話では、試合前のハドル(作戦会議)で内田正人監督(62)が当該選手に指示を出したとされているが、日大広報部は「違反しろという指示は出していない」という内田監督の証言を発表し、内田監督の指示を否定。当該選手は「“反則をやるなら出してやる”と監督から言われた」と周囲に話していたともされ、両者の意見は対立。問題発覚後、内田監督は公の場には出てきていない。関学大側は17日に会見を行い、日大から届いた回答書に「誠意ある回答とは判断しかねる」と不服を訴えている。

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2018年5月17日のニュース