成田緑夢 パラも五輪も「どっちも行けたら」 現在はゴルフで集中力を鍛錬中

[ 2018年4月25日 13:59 ]

「キットカット 梅酒」新製品発表・試食会に出席した成田緑夢
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 平昌パラリンピックのスノーボード男子バンクドスラローム下肢障がいで金メダルを獲得した成田緑夢(24=近畿医療専門学校)が25日、都内で行われた「キットカット梅酒」の新製品発表・試食会に出席した。

 金メダル獲得後、初のイベント出演となった成田。2020年東京大会などへの出場を目指すため、スノーボードからの引退を表明しているが、どの競技で出場を目指す予定なのか聞かれると「僕の頭では大体あるんですけど、競技はまだ絞っていないので、これからは毎日、一歩一歩、どの競技が僕に向いているのか、どの競技であればパラオリに出るチャンスがあるのかというのを明確にしていって、そこに一歩一歩、全力で進めたらいいかなと思っています」と吐露。オリンピックとパラリンピックのどちらを目指すのか尋ねられると「どちらもフォーカスに置いて、もしかしたらどちらかだけかも知れないですし、どっちも行けたら嬉しいなと思っています」と目を輝かせた。

 また、どの競技にするのか決断する時期を聞かれると「まだその決断のときすら決まっていない」とし、現在、すでに競技を行っているのか質問されると「リサーチしている段階で、まだ競技自体は始めていないです」とコメント。現在は集中力を鍛えるためにゴルフをしているそうで「そこでメンタルをアップグレードさせてから2020を目指したら、また違う形でアプローチできるかなと思ったので、ゴルフをしています」と説明し、現在のスコアを聞かれると「まだ2カ月しかやったことがなくて、平均が130くらいだったんですけど、今月末までに95か、ハーフ47を切らなければ丸刈りという誓約書を書いたので、5月1日に僕が丸刈りだったら(目標スコアを)切れなかったということです」と語った。

 イベントでは、同新製品の試食をかけてカーリングに初挑戦した成田。見事、第1投で的のど真ん中に入れて報道陣を驚かせ、「やったー!」と大喜びした成田は「(カーリングも2020の競技候補に)入りました。貴重な経験をありがとう」と声を弾ませた、

 ネスレ日本は、訪日客を含む海外からの需要獲得に向けて、中田英寿氏プロデュースのもと、和歌山・平和酒造の銘酒「梅酒鶴梅」を使用したキットカットを9月に発売することを発表した。

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