辻一弘氏　オスカー効果でオファー急増＆ＶＩＰ待遇「スター俳優みたい」

オスカー像を手に大阪市内で会見した辻一弘氏
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　米アカデミー賞で日本人初となるメーキャップ＆ヘアスタイリング賞を受賞した京都出身の辻一弘氏（４８）が２２日、地元・関西に凱旋（がいせん）した。

　大阪市内での会見では、オスカー受賞で一躍脚光を浴びたことで「映画や講師のオファーがかなり増えている」と明かした。現在は現代芸術家として活動しており、映画については「（受けるか）慎重に考えている」とした。また、「あまり弟子は取らない」というが、技術を伝えるため年に一度は来日して「大阪デザイナー専門学校」などで講義。受賞で講師料が上がるのではと問われると、「相談してもいいですね」とおどけて笑わせた。

　平安高（京都）時代には元阪神タイガースの桧山進次郎氏（４８）と同級生で、「同じクラスだったことがある」と告白。卒業後の親交はないが「最近はテレビに出ておられるようですね」と話した。

　アカデミー賞アーティストとなり、「いいホテルに泊まらせてもらって、スター俳優のような扱いですごい」と日本でのＶＩＰ待遇に驚き、感謝。その一方で、「今は早く（米国の）家に帰って作業がしたいですね。ネコも待っていますし。やっぱり一番居心地がいい」と、本音も漏らしていた。