「雨に唄えば」10年ぶり再演 珠城りょう「見た人に元気、夢、希望を与えられたら」

[ 2018年3月19日 16:20 ]

「雨に唄えば」に出演する珠城りょう(写真右)と美弥るりか
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 10年の時を経て明るく陽気なミュージカルが宝塚の舞台に帰ってくる!

 宝塚月組公演「雨に唄えば」の制作発表が19日、都内のホテルで行われた。1920年代のハリウッドを舞台にしたミュージカルコメディー「雨に唄えば」は、1952年に映画化され大ヒット。83年にロンドン、85年にはブロードウェーで舞台化され絶賛された作品。宝塚では、2003年に星組で初演、08年には宙組で再演され好評を博した。宝塚バージョンでは、ブロードウェー版に現代的な要素や華やかさが加わった。

 10年ぶり3度目となる今作品。ハリウッドの転換期の大スターに扮する、月組トップの珠城りょうは「有名な楽曲がたくさん盛り込まれている。見た人に元気、夢、希望を与えられたら」と思いを語った。また、実際に雨を降らせて歌うシーンについて「雨に濡れるのは嫌いじゃないので、実際に濡れながら面白おかしく演じたい」と楽しみにしている様だ。

 親友のピアノ奏者を演じる美弥るりかは「ミュージカル、宝塚と大切に育てられた作品に出演できるのは光栄なこと。月組にしかできない新しいエッセンスを加えられたら」と、勢いある月組にふさわしいコメント。

 舞台の見どころとなるタップタンスの場面について、2人は「希望に満ちあふれているシーンなので、大好きな『グッド・モーニング』の歌とともに、難しいタップを頑張って踊ろうと思います」と意気込みを語った。

 公演はTBS赤坂ACTシアターで6月16日から7月4日まで。梅雨の時期に行われる同作品。見終わった後、外に雨が降っていたら思わず歌を口ずさんでしまいそうだ。

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2018年3月19日のニュース