羽生「こんなに早く…」公式戦初対決前に藤井とツーショット会見

[ 2018年1月17日 05:30 ]

藤井四段と握手をかわす羽生竜王
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 前人未到の永世7冠を達成し国民栄誉賞の受賞が決まった将棋の羽生善治竜王(47)が16日、都内で開かれた第30期竜王就位式に臨んだ。中学生棋士の藤井聡太四段(15)も出席し、式の前にツーショットで会見。2人は来月17日に公式戦初対戦。「こんなに早く対局するとは」と話す羽生に対し、藤井は「成長した姿を見せたい」と全力勝負を誓った。

 紋付きはかまで堂々と入室した羽生の後にスーツ姿で続いた藤井。やや緊張気味で、着席前に頭を数回下げるなど初々しい姿。“時の人”2人が初めて公の場で並んだ会見にはテレビカメラが14台。約30社80人の報道陣が殺到した。

 藤井は14日、一般棋戦の朝日杯オープン戦準々決勝で佐藤天彦名人(30)から金星を挙げ、2月17日の準決勝で羽生との公式戦初対局が決まったばかり。この日の就位式の主役は羽生だったが、藤井も1次予選にあたるランキング戦6組優勝者として自身初の公式表彰を受けた。主催者側が注目度の高さを考慮し、羽生との異例ともいえるツーショット会見を設定した。

 羽生は「どこかで必ず顔を合わせるとは思っていたが、こんなに早く実現するとは思わなかった。少し驚いている」と率直な感想。これに対し、中学卒業を前に将棋界の第一人者に挑む藤井は「とてもうれしく思う。私が将棋を始めるずっと前から第一線で活躍されてきた先生なので、特別な思いがある」と敬意を示した。

 若手の四段がトップ棋士と対戦するには、予選から勝利を重ねる必要がある。それを実現したのは藤井の実力だ。羽生は「並み居る強豪を打ち破り、勝ち上がったのは非常に立派。棋士として手ごわい存在と認識している」と警戒した。

 昨春には非公式戦で2度盤を挟み、1勝1敗。それから約1年で2人を取り巻く状況は大きく変わった。藤井はデビューから無敗のまま公式戦新記録の29連勝を達成し、旋風を巻き起こした。一方の羽生は昨年12月に通算7期目の竜王位を奪取し、永世7冠を達成。その偉業が評価され、将棋界初の国民栄誉賞の受賞が決まった。

 ガッチリ握手を交わした藤井は「この一年でいろいろ経験し、課題が見えた。形勢判断はまだ甘いが、成長したところを見せられれば」と抱負。羽生も「棋譜では分からない部分を実際に対局して体感するのが楽しみ。張り切って、持てる力を出し切って臨みたい」と宣言した。

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