羽生竜王 国民栄誉賞受賞決定後の初白星 藤井聡太四段との公式戦初対戦の可能性に「実現すればうれしい」

[ 2018年1月13日 18:07 ]

名古屋市での朝日杯将棋オープンで八代弥六段(左)に勝ち、準決勝進出を決めた羽生善治竜王
Photo By スポニチ

 将棋の羽生善治竜王(47)が13日、名古屋市内で朝日杯将棋オープンの本戦1回戦、準々決勝に連勝し、5日に国民栄誉賞受賞が正式決定してから初白星を挙げた。

 14日に同市内である同棋戦で藤井聡太四段(15)が連勝すれば、2月17日、準決勝で羽生―藤井の公式戦初対戦が決まる。「どこかで顔を合わせると思うが今回実現すれば非常にうれしい」と顔合わせを心待ちにした。

 高見泰地五段(24)、八代弥六段(23)の若手を連破した羽生は「幸運でした。これを大切に次につなげたい」と振り返った。ともに後手番からの四間飛車で臨んだ2局。とりわけ八代戦は「3、4回負けたと思った」と告白する164手に及ぶ熱戦だった。昨年12月5日に竜王位を奪って永世7冠に輝き、将棋界初の国民栄誉賞が決まったこの1カ月は多忙な毎日だが、「リフレッシュして前へ進んでいきたい」と2018年の抱負を口にした。

続きを表示

2018年1月13日のニュース