玉木宏 誕生日サプライズがまさか、で困惑「ケーキじゃないじゃん!」

[ 2018年1月13日 16:39 ]

映画「悪と仮面のルール」初日舞台あいさつでサプライズの“肉ケーキ”に驚く玉木宏(右は吉沢亮)
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 俳優の玉木宏(37)が13日、都内の映画館で行われた主演映画「悪と仮面のルール」(監督中村哲平)の初日舞台あいさつに、共演の新木優子(24)、吉沢亮(23)、中村達也(53)らと登壇した。

 ウォール・ストリート・ジャーナルの「ベストミステリー10小説」にも選出された芥川賞作家・中村文則の傑作小説の映画化。顔を変え、過去を捨てた殺人者の心に潜む闇と、愛に生きようとする思いが交錯する葛藤を描くミステリー。

 デビュー20周年目となる玉木は1年半前の撮影だったこともあり、「ようやくこうして公開を迎えられてうれしい。ここからがまたスタート」と感慨。ミステリーということもあり、「上映後にあいさつできるということは何も考えずにあいさつできる。良い環境だな」とニヤリ。「宣伝活動の時に少しずつご一緒させてもらったりはしたが、芝居の中でみんなでお芝居することはなくて、常に誰かと対峙していて、不思議な映画だなと。みんなで作っているのに、あまりみんなで思いは共有していない」と苦笑いを浮かべた。

 新木とのラストシーンについて、玉木は「原作を読んでいても、好きなシーンで、どういうにか世界観を壊さずに映像にできればと思っていた。(最初の)脚本では空港のロビーだったが、腑に落ちなくて、どうにか原作通りの車の中にできないかと(思った)。思い入れが強くて核となるシーンに出来上がったのでは」と自信を見せ、玉木のアイデアもあり、原作通りのシチュエーションでの撮影となったことを明かした。2人だけのシーンということで、「(それぞれが)カメラと芝居している感じだった」という玉木。新木は「皆さんの気持ちが一つになっていたからか、ステキな空間ができていて、(カメラは)そんなに意識しなかったですね。(仕上がりは)想像を超えてステキ(なシーン)になっていて、みなさんに見てもらえて嬉しい」と自信を見せた。

 イベントでは、14日に38歳の誕生日を迎える玉木へのサプライズでケーキのプレゼントが行われた。ケーキと言っても、玉木の好物である約4・5キロの肉の塊である“肉ケーキ”。玉木は思わぬケーキに「ケーキじゃないじゃん!」とツッコミつつ、「スゴイな。確かに今週いろんな仕事の現場で祝っていただいたので、むしろ肉のほうがありがたい。これ見たのは初めてです。ここ(映画館で肉を)で見るのは初めて」と感激。新木も「(映画館で)ポップコーン以外でこんな香ばしい匂いしているの初めて」と驚いた。

 肉を頬張った玉木は「ものすごい甘いです、お肉が。凄いインパクトがあって、いい匂いもする」と喜びつつ、「どうやって持って帰るんだろう。でも、写真にどう映るんでだろう。黒い塊にしか見えない…」と思わず冷静にコメントし、笑いを誘った。

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2018年1月13日のニュース