中尾隆聖 鶴さんしのぶ ばいきんまんもフリーザも「ディスられた」

[ 2018年1月13日 14:17 ]

<鶴ひろみを送る会>鶴ひろみさんとの思い出を語る中尾隆聖
Photo By スポニチ

 昨年11月16日に大動脈解離のため亡くなった声優の鶴ひろみさん(享年57)のお別れ会「鶴ひろみを送る会」が13日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれ、女優で声優の戸田恵子(60)、声優の野沢雅子(81)、中尾隆聖(66)、渡辺菜生子(58)、山寺宏一(56)ら約400人の関係者が故人との別れを惜しんだ。

 「ドラゴンボール」シリーズでブルマ、「それいけ!アンパンマン」ではドキンちゃんの声を務めた鶴さん。両作品で共演した中尾は「(祭壇も)お芝居のセットを見ている感じで、今でも中から飛び出してきて、“やめてやめてやめて”って鶴が言いそうな気がするねってさっきも話していました」としみじみ。

 鶴さんの急逝後、「アンパンマン」のクリスマスSPの収録が行われており、「とても撮れる状態ではなかった」としながらも「それでもなぜかみんな笑顔で鶴もそう言っているから頑張ろうって」と悲しみを乗り越えての収録を振り返った。30年近くの収録では自然と席は決まっているそうで、「必ずおいしそうなものをドキンちゃんの席に置いて、今でも毎週収録しています」と今でも収録は鶴さんと一緒に行っていることを明かした。

 思い出は「いっぱいありますね、ありすぎて」と中尾。「本当はドキンちゃんって、ばいきんばんの妹で相方なんですけど、後半の方は、ほとんどドキンちゃんのパシリをばいきんまんがやらされていて。そういうあれはなかったんですけど…」と苦笑。「あれは鶴さんの作り上げたキャラクター。ドラゴンボールのブルマも僕はフリーザなんですけど、ドラゴンボールでもドキンちゃんと同様、ディスられているんです。どちらのキャラクターも作り上げたキャラクターだなと思う。独特なキャラクターを作ってくれたなと思う」と話した。「アドリブトークも何にも言わなくてもすっと合わせてくれた。それはやっぱりステキだなって。これからも頑張って、番組はやっていくので、どうか見ていてほしい」とメッセージを送った。

続きを表示

2018年1月13日のニュース