漫画家つかじ俊氏死去、27歳の若さで…がん闘病中 連載2話で中止

[ 2017年10月2日 13:43 ]

 がん闘病中だった漫画家のつかじ俊氏が9月25日、死去した。1日、ブログやツイッターなどで家族が報告。昨年4月に「きょうのきゅうしょく!」の連載が2話で中止になった月刊漫画雑誌「ヤングエース」も2日、ツイッターで発表した。

 つかじ氏のブログとツイッターで、家族一同として「平成29年9月25日に安らかに旅立ちました。生前、作品を愛してくださいました皆さま、また、お世話になりました先生、出版関係の皆さまには深く感謝申し上げます」と悲しみの報告。「さらに、闘病に関して多くの方々から応援を頂き、励ましの言葉を掛けてくださいましたことは、どれほど本人の心の支えになっていたか、深く深く感謝と共にお礼申し上げます。いつの日も、心の片隅に思い出として残していただけることを念じて、旅立ちの報告をさせていただきます」とつづった。

 つかじ氏は昨年3月19日付のブログで「今日、手術やそれに関する説明をされました。進行がん、つまり悪性でした。心のどこかで奇跡的に良性…なんて考えていたのですが、やはりそんな奇跡は起こりませんでした。もっと早く見つかれば良かったんですけど、やはり25歳でがんだとは医者も滅多に思わないそうですね」と、自身が進行性のがんを患ったことを告白。

 また、翌4月には、月刊漫画雑誌「ヤングエース」に掲載された「きょうのきゅうしょく!」の連載が中止になったことが、同誌5月号で発表され、連載を中止し、治療に専念することを伝えていた。前日1日の家族の報告を受け、同誌のツイッターも2日午後に「『きょうのきゅうしょく!』の作者・つかじ俊先生がお亡くなりになりました。突然の訃報で、いまだに信じられません。心よりご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 つかじ氏は今年9月12日、自身のツイッターで「今日で27歳になりました。なんとか生きる事ができました」と誕生日を迎えたことをつぶやいたばかりだった。

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2017年10月2日のニュース