林家菊丸、リハビリ中の師匠・林家染丸の近況明かす「相撲に一喜一憂」

[ 2017年10月2日 13:13 ]

11月の独演会をPRする三代目林家菊丸
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 襲名して丸2年を迎えた三代目林家菊丸(43)が2日、大阪市内で「第3回三代目林家菊丸独演会」(11月8日、天満天神繁昌亭)の開催を発表。脳梗塞を3度発症して現在リハビリ中の師匠・林家染丸(67)の近況について語った。

 「好きな相撲を(テレビで)観て、一喜一憂してますね。特に宇良関が好きで。弟子たちが(師匠の)家に寄って、芝居や落語の話をしてます。芸人の感覚が鈍らないように」

 師匠・染丸は大相撲が好きで、特に今場所西前頭4枚目の宇良(25)がお気に入り。「小柄だけど勢いがあるところがいいと」と菊丸。写真を引き伸ばして部屋に飾ってあるそうだ。病状については「一番最近、人前に出たのは三代目染丸の50回忌の時。あの時の状態のまま。後退するわけでもなく、良くなってもいない」と説明した。19年に「四代目桂小文枝」を襲名する桂きん枝(66)が宇良の所属する木瀬部屋と付き合いがあるため、来年3月の大阪場所では「朝稽古の見学に行けるよう、きん枝さんにお願いしました。今は外に出るのを嫌がりますが、出ようかと言う気になっています」と話した。

 菊丸は独演会で「湯屋番」「浮かれの掛取り」「幸助餅」の3題を演じる。「湯屋番」は6月末に天満天神繁昌亭で「二人会」をやった林家たいへい(52)から伝授されたもので「短いこっけい噺。大阪でやってる人が少ないから」。「幸助餅」は師匠・染丸の十八番で「昨年から独演会でやろうと決めていた」ため、練りに練った一席となりそう。「演者の強烈な個性でなく、作品の良さを前面に出したい」と意気込んでいる。

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2017年10月2日のニュース