小室哲哉“ファミリー”安室引退にしみじみ「最高の日々を過ごして」

[ 2017年9月22日 07:55 ]

96年の日本レコード大賞で受賞を喜ぶ安室奈美恵と小室哲哉
Photo By スポニチ

 歌手の安室奈美恵(40)が、来年9月16日に引退することを電撃発表してから一夜明けた21日、「CAN YOU CELEBRATE?」などをプロデュースした小室哲哉(58)はツイッターで「仕事で何とも言えない寂しさを感じるのは初めて」と引退を惜しんだ。

 90年代後半、邦楽シーンは「小室ファミリー」一色。その中核を成した歌姫の引退に、パートナーであり恩師だった小室は「正直、仕事で何とも言えない寂しさを感じるのは初めて」と、ツイッターでの短い文面に大きな空虚感をのぞかせた。

 「スーパーモンキーズ」時代、バラエティーやドラマでテレビの露出は増えたが、本来目指す歌手としてヒットがなかった安室。95年「TRY ME」のヒットでつかんだチャンスが一気に開花したのが、同年に初めて小室がプロデュースした「Body Feels EXIT」だった。

 同曲は約90万枚の大ヒットに。96年にはアルバム「SWEET 19 BLUES」が300万枚以上を売り上げた。サクセスストーリーを共に歩んだ2人だ。

 01年にプロデュースを離れるまで、濃密すぎる6年を過ごした。小室は「これからいよいよブレイクして行くのだなあという瞬間に立ち会えてから20年、あらゆる奇跡を起こし、足跡を残し、そんな姿を誇らしく思い、そしてあと1年で卒業という現実を知る。このプロセスはなかなか味わうことはないでしょう」と、安室とのこれまでの道のりをしみじみと振り返った。

 ビジネス面のみならず、出産や母親の不慮の死など、事あるごとにコメントし、寄り添ってきた。今回も「奈美恵ちゃんには、最高の日々を過ごしてもらいたいです」と、温かい言葉を向けた。

続きを表示

2017年9月22日のニュース