「池の水ぜんぶ抜く」なぜヒット?ロンブー淳「シンプルな魅力が伝わった」

[ 2017年9月3日 08:00 ]

テレビ東京「池の水ぜんぶ抜く」MCを務める田村淳(右)と田中直樹
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 テレビ東京の人気企画「池の水ぜんぶ抜く」のシリーズ第4弾、日曜ビッグバラエティ「緊急SOS!超巨大怪物が出た!出た!池の水ぜんぶ抜く大作戦4」(後7・54)が3日に放送される。池の水をすべて抜き、外来生物を駆除するという斬新な内容で話題沸騰。今年1月15日放送の第1弾からMCを務めるロンドンブーツ1号2号・田村淳(43)とココリコ・田中直樹(46)が番組の魅力を語った。

 “池の水をぜんぶ抜く”だけという異色の試みを聞いた時、「今までにないワクワクを感じた」と明かす淳。「今までテレビ界の人たちがいろいろな企画を考えてきた中で、この番組は超シンプルじゃないですか。よく会議で案が挙がったなと思いますし、その案をGOしましたよね。スタッフさんの感覚がすごいなと思って驚きました」と番組に対する“第一印象”を語る。

 田中も「マネジャーさんからもらった企画書がペラペラの紙一枚だったので驚きましたけど、今までにない面白い番組になると思いましたね」と振り返る。「そして実際に抜いてみたら本当に面白いんですよね。同じ池がなくて、毎回新鮮なんですよ。池によって表情が違うのでずっと抜いていられるし、見ていられるんです。池ってすごく奥の深い物なんだと気付かされましたね」と話す。

 番組平均視聴率は第1弾で8・3%、第2弾(4月23日放送)で8・1%を記録。第3弾(6月25日放送)はシリーズ史上最高となる9・7%(数字はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出すなど、放送回を重ねるごとに反響が大きくなっている。芸能界にも熱烈なファンを持ち、第3弾は自身のラジオ番組で出演を“立候補”した伊集院光(49)が緊急参戦。今回の第4弾には「池の水を抜きたい」と出演を熱望した女優の芦田愛菜(13)が電撃参戦する。

 人気の秘けつについて、田中は「伊集院さんがこの番組に出演した理由を聞かれて『だって抜きたいでしょ。何がいるのか気になるもん。それだけだよ』とおっしゃっていたんですけど、僕もそれがすべてだと思います。水を抜いた状態の池を日常で目にすることはないので、そこにワクワクするんだと思います」と分析。淳も「芸能界に見てくれている人が本当にたくさんいて、『抜いていたね』とよく言われます。『抜いていたね』以外の言葉は特にないんですけど、そこに不思議な魅力があって、それ以上語らなくてもいいんです。池の水を抜くというシンプルな魅力がたくさんの人に伝わっているんだと思います」と語る。

 池の水を抜くだけでなく、外来生物を駆除する役目も担う同番組。淳は番組を通して生き物に対する見方が一変したという。「在来種と外来種は共存しているものだと思っていたんですけど、外来種が日本の生態系をこんなにも脅かしていて、人間の生活までも脅かすことになるとこの番組で知りました。今まで気にしたことはありませんでしたが、その生き物が在来種が外来種かといものは区別するようになりましたね」。

 また、池の底のヘドロについてもかなり詳しくなったのだとか。「(第4弾のロケ地の)日比谷公園の池のヘドロはものすごく質が良いんです。プリンのように滑らか。ガスがすごかったり、コンクリートを練ったようなものもあるんですけど、日比谷公園の池のヘドロは落ち葉などで作られた純粋なヘドロでしたね」とその語り口はまるで“専門家”のようだった。

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2017年9月3日のニュース