羽生3冠夫人 三浦九段復帰戦を前に誤解解きたい「将棋だけに集中」願う

[ 2017年1月30日 08:36 ]

羽生善治3冠
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 羽生善治3冠(46)の妻・理恵さん(46)が29日夜、自身のツイッターを更新。コンピューターソフトの不正使用疑惑が晴れた将棋の三浦弘行九段(42)の復帰戦、2月13日に行われる羽生3冠との竜王戦の予選を前に「否が応でも注目されるその対局を前に誤解を解きたい」と連続投稿。見解、心境をつづった。

 「まず、秘密会合で主人が処分相談など真っ赤な嘘です」と否定。昨年10月の一部報道で、羽生3冠の「グレー発言」だけが切り取られて強調され、三浦九段告発の一員であるかのように伝えられたことに、理恵さんは「許せない」とした。

 羽生3冠は夫人のツイッターを借りて昨年10月20日に「こんばんは。突然にお騒がさせてしまい、申し訳ありません。本日、一部報道で誤解を招くような表現がありましたので、この場をお借りして説明をさせて頂きます。まず、灰色に近いと発言をしたのは事実です。そして、今回の件は白の証明も黒の証明も難しいと考えています。疑わしきは罰せずが大原則と思っていますので、誤解なきようにお願いを致します。羽生善治」と投稿。

 理恵さんは「このままでは1人の棋士の人生を変えてしまう、将棋界のためにも書くから貸してと、夜中対局から帰宅した主人がどんな思いで私のTwitterを借りて自分でツイートを打ったと思いますか?妻に代弁させてと誤解してる方もいますが、自分の言葉で伝えたいと本人が打ちました」と説明。「心を尽くし、精神を尽くしてしたことが、いつの間にか羽生叩きになり、いつまでもネット上の噂や騒動が収まらないことが三浦先生の棋士としての当たり前な日常を壊している」と憤った。

 「三浦先生が棋士として早く普通に将棋を指したいですと望まれているのだから。2月13日の主人と三浦先生の対局が白熱した面白いものになりますように」と願い、「将棋が大好きなもの同士、他の何物にも惑わされず全力で戦える場になりますように、ファンの皆様の応援を何卒よろしくお願いします。将棋だけに集中できますように。ファンの皆様、お力をお貸しください!」と呼び掛けた。

 注目の対戦はニコニコ生放送でオンエアされる。

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2017年1月30日のニュース