失踪していた“ダメ芸人”がM―1ファイナリストに…献身的に支える妻の涙

[ 2017年1月30日 21:33 ]

お笑いコンビ「スーパーマラドーナ」の田中一彦(左)と武智正剛
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 お笑いコンビ「スーパーマラドーナ」の田中一彦(39)の妻・光(ひかり)さん(32)が30日、TBS「結婚したら人生劇変!〇〇の妻たち」(月曜後7・00)に出演。昨年結婚した2人のいきさつなどについて明かした。

 漫才No.1決定戦「M―1グランプリ2016」の最終決戦で惜しくも敗れた「スーパーマラドーナ」。ボケ担当・田中を、テレビの前で応援していた妻・光さんは「よう頑張ったな、と…感動泣きです」と涙を拭った。自分の夫が「一番面白くて、一番カッコいい」と信じて疑わない。4年ほど前、テレビに出ていた田中を見て一目ぼれ。自力でつてをたどって、田中本人を交えたグループで食事ができる場までたどり着いたという。初めから押して押して押しまくり、交際にこぎつけた。

 マイペースな田中は、つらいことがあるとすぐにいじけたり逃げたりする“逃げ癖”があったという。結婚前、コンビ相方の武智正剛(38)に強く言われて逃亡したこともある。「ごめん ありがとう」と書き置きと、自殺サイトを閲覧していた形跡が残る携帯電話が残されていた。15日後、漫画喫茶に隠れていた田中を見つけたのは、連日必死に探し回っていた光さんだった。警察沙汰にまでなった失踪。この時、田中は光さんについて「そんだけ好きでいてくれて、ありがたいなぁと。この先も、そんな人は現れないだろう」と思い、結婚を決意したと振り返る。

 いつも“相方に厳しい”武智も、結婚後の田中について「責任感が、ちょっとだけ出てきたんかな」と話す。以前はすべて武智に任せっきりだったネタ作りにも積極的に参加するようになったという。田中は、「しっかり者の嫁はん」に、服を着せてもらったり、歯ブラシを口に入れてもらったり、叱られるといじけてキッチンの隅にうずくまったりしながらも、芸人として生きていく覚悟が“ちょっとだけ出てきた”ようだった。

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2017年1月30日のニュース