松山ケンイチ悪乗り、東出昌大が一喝「国際映画祭!」に会場沸く

[ 2016年11月2日 19:37 ]

映画「聖の青春」舞台あいさつに登壇した松山ケンイチ

 俳優の松山ケンイチ(31)が2日、都内で行われた東京国際映画祭クロージング作品である映画「聖の青春」(監督森義隆、19日公開)の舞台あいさつに、俳優の東出昌大(28)、森義隆監督(37)、リオ五輪レスリング女子53キロ級銀メダリストの吉田沙保里(34)、同重量挙げ女子48キロ級銅メダリストの三宅宏実(30)、同カヌー銅メダリストの羽根田卓也(29)とともに登壇した。

 将棋の真剣勝負の世界を描いている同作にちなみ、最近勝負したことを聞かれると、松山は「腹が痛くなって、エレベーターが来なくて…自分との戦いでした」とコメントして笑いを誘うと、森監督も「松山君が言っていたことが勝負なのであれば、僕は同じような勝負はしていて、30超えてから2敗くらいしています」と告白。これに松山は「負けられない戦いだったでしょ、あれは。そこはやっぱ勝負師として…」と悪乗りし、吉田選手も「漏れたってこと!?」と驚くなど、会場もざわつき始めると、東出は「国際映画祭!国際映画祭!」と一喝して会場を沸かせた。

 同作は、天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖を松山が演じ、病と闘いながら将棋にすべてを懸け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く。

 主演を務めた松山は「これは日本の伝統的な文化である将棋、そして日本独特の粋な美しさが存分に描かれている作品ですので、ぜび世界中の方々に見ていただきたいと思います」とアピールし、「ヒロインの羽生善治を演じた東出昌大です」とあいさつして笑いを誘った東出も「将棋が映画になるって大丈夫かと思ったんですけど、この映画に映っていたのは人としての生き方だったりで、そういうものは世界共通だと思います。これが国際映画祭で将棋のルールをご存じない世界の方々に見ていただいても、絶対に伝わるものがあると思います」と胸を張った。

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