さや姉 初のソロツアー開幕「可能性広げたい」、感極まるも涙は我慢

[ 2016年11月2日 21:19 ]

名古屋でソロ・ツアー初日を迎えた山本彩(C)Sayaka Yamamoto

 NMB48の山本彩(23)が2日、愛知・Zepp Nagoyaで初のソロライブ・ツアーをスタートさせた。“彩(さやか)コール”に感極まりながらも、流れそうになる涙を上を向いてこらえ、「出るモノをその日まで我慢、我慢」。初日に泣いてしまうことを自重した。

 開演直後は「やったね!」と、無邪気に喜びを表現していたさや姉。アンコールでは「自分で曲を作り、ライブをするのがグループに入る前から、入ってからも口に出すことで応援してくださる皆さんと追いかけてきた夢。今日こうして1つかない、嬉しくて幸せ」と力を込めた。

 だが、「正直、普段60人とかでライブをやってるのが体になじんでいたので1人で立つステージに不安があった」と本音も吐露し、「皆さんほんとに温かい。これだけ盛り上がったのも、熱くなれたのも皆さんのお陰」と感謝。「ツアーは走り出したばかり。アルバム制作を通して自分が吸収した事を発信し、自分の可能性をどんどん広げたい」と成長を誓った。

 客席からの惜しみない拍手と“彩コール”に「ふ~っ」と深呼吸し、涙を我慢した。客席から「飾りじゃないのよ涙は」という掛け声がかかると、「ハッハ~ン!」と応じて“笑いモード”にギアチェンジ。「自分がライブをやるのは皆さんの笑顔を見たいから」としんみりムードを吹き飛ばした。

 生バンド5人をバックに従え、約2時間にわたるステージ。アコースティックギターやエレキギターを持ち替えながら「腕がつりそう!」と苦笑いするほどの熱演で、ファン1800人を魅了した。先月発売したアルバム「Rainbow」の収録曲「レインボーローズ」を披露した後には、制作秘話も披露。「最初はもっとキーが低かった。スタッフから“フツーだね。キーを上げよう”って言われ、1音半上げたんですよ!」と明かし、「疾走感ある楽しい曲になった。でも…辛い」と言って笑わせた。「レインボーローズの花言葉は、無限の可能性。私も胸に秘めていたい言葉」と自身にとって特別な楽曲であることも告白していた。

 同ツアーは22日のZepp Osakaまでの全5公演を行う。 

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2016年11月2日のニュース