高樹容疑者逮捕余波…テレ朝「相棒」再放送は「状況を確認しながら」

[ 2016年10月25日 14:50 ]

高樹沙耶容疑者(2007年撮影)
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 テレビ朝日は25日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、同局の看板ドラマシリーズ「相棒」に長年出演していた元女優の高樹沙耶容疑者(53)が沖縄県石垣島で大麻を隠し持っていたとして大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕されたことを受け、同容疑者が出演していた「相棒」シリーズの再放送についてコメントした。

 高樹容疑者は単発ドラマ時代(2000年6月)から連続ドラマ化後の「season10」の第1話(2011年10月)まで10年以上に渡ってレギュラー出演。主人公・杉下右京(水谷豊)の元妻で「花の里」の初代女将・宮部たまき役を演じた。25日の放送では、当初は高樹容疑者が出演していた「相棒7♯13 超能力少年」を放送する予定だったが、同容疑者が出演していない「相棒14 ♯12 陣川という名の犬」に変更になった。

 急きょ対応に追われることになったが、編成担当の亀山慶二常務は「逮捕されたことをうかがって、詳細が分かっていないので、捜査を注視している。とりあえず、本日の放送は彼女が出ていない回に差し替えた」と対応を報告。今後については「状況を確認しながら」とした。

 同作は10月からスタートした新シリーズ「season15」でも初回2時間SP15・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得するなど相変わらずの人気を誇っているが、同作の過去シリーズの再放送は時には平日の昼間で2ケタを獲得することもあるほど特に人気が高い。

 亀山常務は「2011年10月のシーズン10の初回SPまで大変な数の作品に出ているので、テレビ朝日系列を含めていろいろな対応が必要になってくる。きょうの時点ではご本人も容疑を否認していると聞いているので、(今後の対応の)詳細は考えていない」とした。「しばらくの間、(過去シリーズの)放送はしない?」との質問には「それを含めて対応していくしかない」とした。

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