ビートたけし 巨泉さんに感謝「才能認めてくれてありがたかった」

[ 2016年9月5日 19:55 ]

「大橋巨泉さんを偲ぶ会」で思い出を語るビートたけし

大橋巨泉さんを偲ぶ会

 司会者、放送作家、ジャズや競馬の評論家などマルチに活躍し、7月12日に急性呼吸不全で亡くなった大橋巨泉さん(享年82)のお別れの会「大橋巨泉さんを偲ぶ会」が5日、都内のホテルで行われた。

 タレントのビートたけし(69)は巨泉さんについて「才能を認めてくれてありがたかった」と感謝した。「よく言われるのは『お前のおかげでテレビのリタイアが何年か遅れて。お前を使うのが5年か10年伸ばす。お前のせいだ。こいつを使うからまだやる』と。ありがたいこと」たけしを見い出したのは巨泉さんや立川談志さんだと振り返り、「たけしは良いと言ってくれたことが各メディア、特にテレビがそのまま受け取ってくれて。助けになった」と話した。

 巨泉さんの功績について「最初にテレビを身近なものにした。エンターテインメントとしてゴルフとか釣りとかボウリングとか、昔の人にとって不謹慎なこと、娯楽を文化にした」と指摘。「野球の全盛期が長嶋さん、王さん。テレビは巨泉さん。そういう時代の人ですよね」と評した。

 プロ顔負けの腕前ながら、負けず嫌いだった巨泉さんとゴルフをした時は負けっぱなしだったという。「そのうち俺だってあと何年かで同じところ行くんだから。またあの世界でゴルフやるなんて嫌だな」と冗談めかして笑った。

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