小倉智昭 恩師巨泉さんに感謝「テレビ見る目は素晴らしく、鋭かった」

[ 2016年9月5日 18:42 ]

「大橋巨泉さんを偲ぶ会」に参列した小倉智昭

大橋巨泉さんを偲ぶ会

 7月12日に急性呼吸不全で亡くなった大橋巨泉さん(享年82)のお別れの会「大橋巨泉さんを偲ぶ会」が5日、都内のホテルで行われ、キャスターの小倉智昭氏(69)が巨泉さんへの思いを語った。

 テレビ東京(当時は東京12チャンネル)のアナウンサーだった小倉氏を巨泉さんがスカウトし、以降40年間続いた師弟関係。小倉は巨泉さんが司会を務めた大人気バラエティー「世界まるごとHOWマッチ」でナレーションを担当し、人気を博した。

 5年前に撮影したという遺影について「いい写真でしたね。ああいう顔を見られて嬉しいですね」とほほえんだ小倉。「40年前に巨泉さんに拾われて、『HOWマッチ』のナレーションで使ってもらったから今がある。拾われてなかったら、今やっていないかもわからない」と故人に感謝した。

 「凄い人ですよ。HOWマッチでも自分の考えでひな壇の座る人をたけちゃん(ビートたけし)とへいちゃん(石坂浩二)を入れろって言って入れた。それで数字も良かった。最後は20数%でもやめようと巨泉さんから言って、スタッフもみんなびっくりした」と往年の人気番組でのエピソードを明かし、「テレビを見る目は素晴らしく、鋭かった。ああいう人はもう出てこないと思う」と話した。「ミニ巨泉って言われてますけど、ミニにもなってない。マイクロぐらい。これからも巨泉さんを超えることはないので、またあの世で拾ってもらいましょうかね」と笑った小倉。式典の後に行われるパーティーでは司会を担当する小倉は「めちゃくちゃに送り出します」と茶目っ気たっぷりに話した。

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