「おは朝」新アシスタントに3年目川添佳穂アナ大抜てき

[ 2016年8月31日 05:30 ]

「おはよう朝日です」の新アシスタントに就任する川添佳穂アナウンサー

 ABCテレビの朝の情報番組「おはよう朝日です」(月~金曜前6・45)の新アシスタントに、3年目の川添佳穂アナウンサー(25)が就任することが30日、分かった。12月に出産予定の喜多ゆかりアナ(35)が9月末で卒業するのにあわせ、10月から担当。“癒やし系”アナとして売り出し中で、看板番組への大抜てきに「何となくみんなが心地良い存在になりたい」と意気込んでいる。

 関西の朝を代表する看板番組の新しい“顔”は癒やし系だ。14年4月に同局に入社した川添アナは昨年4月から夕方の情報番組「キャスト」(月~金曜後4・58)でお天気キャスターなどの中継を担当。鹿児島県出身の、温厚で物腰の柔らかさが評判の同局期待株だ。

 ABCは7月に喜多アナの妊娠と番組卒業を発表後、すぐに後任人事に着手。早朝で11~12%前後という非常に高い平均視聴率を叩き出す人気番組だけに、各方面で慎重に調整を進めてきた。関係者によると、川添アナと同期で「熱闘甲子園」でブレークの兆しを見せるヒロド歩美アナ(24)も候補に浮上していたが、全国ネットの番組を抱え多忙なこともあり難航。川添アナのさらなる成長に期待を寄せ、今月中旬に決定したという。

 「まさか私が…という気持ちでした」と舞い込んだ大役に驚きを隠せない川添アナ。「不安がないわけではないのですが気持ちは前向き、前のめりです。“何となくみんなが心地良い”。そのような存在になりたいです」とすでにやる気十分だ。

 番組の本田幹雄プロデューサーも、独特の感性と枠にとらわれないトーク力は“関西一”とも評される喜多アナの存在をあげながら「“日本一○○なアナウンサー”と呼ばれるようになって」と期待。“元気系”の喜多アナとはタイプが違う人選だけに、メインキャスターを務める岩本計介アナ(40)とともに、これから番組をどんな色に染めていくかにも注目が集まりそうだ。

 川添アナは10月3日放送回から正式に担当。喜多アナは9月30日の放送で番組を卒業し、体調を考慮しながら仕事を続け産休に入る。

 ◆川添 佳穂(かわぞえ・かほ) 1990年(平2)12月8日、鹿児島県出身。明大卒。14年4月入社で、主な出演番組は「キャスト」、同局ラジオ「道上洋三の健康道場」(14年10月~16年3月)など。血液型A。

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2016年8月31日のニュース