リオ五輪 なぜ名言少なかった?流行語大賞の候補は…

[ 2016年8月31日 09:30 ]

決勝で敗れ、マルーリスと健闘を称え合う吉田沙保里

 リオ五輪で史上最高となる41個のメダルを獲得した日の丸戦士。まだまだ感動の余韻が残る中、「今年は少なかったなぁ」との印象がある。それは、選手たちの「名言」「迷言」の数々だ。

 新語・流行語大賞でも、関係者が「五輪は新語・流行語の宝庫」と豪語していたほどで、過去の関連ワードでは04年に「チョー気持ちいい」が年間大賞を受賞。ほかに「最高で金、最低でも金」(00年)と「上野の413球」(08年)が特別賞、トップテンには「Qちゃん」「めっちゃ悔し~い」(00年)「気合だー!」(04年)「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」(12年)などが入賞している。どれも当時の光景がしっかりよみがえってくる。

 リオ五輪では、目立った一言は少なかったが、飛び出した名(迷)言を厳選してみた。誰の言葉だったでしょうか?

 【問】(1)「お父さんに怒られる」(2)「うれしいより幸せ」(3)「今日負けたら死にたくなる」(4)「金メダル取れなかった~」(5)「9割筋肉じゃん」(答えは文末に)

 「選手のインタビューでは、家族やチームに感謝する言葉のほか、97年ぶりに男子テニスで銅メダルを獲得した錦織圭に代表されるように、○年ぶりなどがあったけど、これだ!というのは思い浮かばないよね」(関係者)。とはいえネットでの炎上を気にして、選手が心からの一言を控えていたとしたら…それは寂しい気もする。

 12月頭の表彰式まで残り4カ月での“一発”に期待したいところだが、今年はこれまでのところ「センテンススプリング」「SMAP解散」「アモーレ」「ぺっぺっぺー」あたりが一歩リードといったところだろうか。選考委員は頭を悩ませそうだ。(記者コラム)

 【答】(1)女子レスリングの吉田沙保里(2)体操男子の内村航平(3)卓球男子の水谷隼(4)女子マラソンの福士加代子(5)競泳女子400メートルリレーの松本弥生

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