「真田丸」繰り上げで“受難”14・5% ワースト更新「見逃した」の声も

[ 2016年8月1日 10:03 ]

NHK大河ドラマ「真田丸」で主演を務める堺雅人

 俳優の堺雅人(42)が主演を務めるNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)の第30話が7月31日に放送され、平均視聴率は14・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが1日、分かった。

 東京都知事選の開票速報のため45分繰り上げとなり、午後7時15分からオンエアされた。7月10日の第27話も参院選の開票速報のため50分前倒し。午後7時10分から放送されたが、開始時間の変更を知らずインターネット上には「見逃した」などの書き込みが見られた。その影響か、平均視聴率は15・1%と自己最低を記録。7月2度目となる選挙とのバッティングで第30話で再びワーストを更新してしまった。

 大河ドラマ55作目。戦国時代最後の名将・真田幸村=本名・真田信繁(のぶしげ)の生涯を描く。ヒットメーカー・三谷幸喜氏(55)が「新選組!」(2004年)以来、2度目の大河脚本。タイトルの「真田丸」は大坂冬の陣で信繁が築いた最強の砦。同時に、家族の物語として一艘の船に例えた。演出は木村隆文氏ほか。

 第30話は「黄昏」。大地震によって、伏見城は落成を前に倒壊する。秀吉(小日向文世)から普請を命じられていた昌幸(草刈正雄)は生きがいを失い、ふさぎ込む。老いによって酷薄さを増した秀吉は、バテレンへの弾圧を強める。さらに、再び朝鮮へ攻め込むと言いだし、きり(長沢まさみ)が親しくなった細川玉(橋本マナミ)らキリシタンにも危機が迫る。信繁(堺雅人)は信幸(大泉洋)や家康(内野聖陽)から、秀吉の余命を問われる…という展開だった。

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2016年8月1日のニュース