菊水丸 既に話せなかったアリ氏「写真にもノリ良く応じてくれた」

[ 2016年6月5日 09:10 ]

95年の訪朝時、モハメド・アリさん(左)とアントニオ猪木、河内家菊水丸の3ショット写真(菊水丸提供写真)

モハメド・アリ氏死去

 95年に北朝鮮・平壌で開かれた「平和の祭典」にアリ氏、猪木氏らと参加した伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(53)が秘話を明かした。

 当時、パーキンソン病で既に話せなかったアリ氏とは筆談で意思疎通。「手のリハビリも兼ねた簡単なマジックを披露してくれたり、僕がパンチを見舞う写真にもノリ良く応じてくれた」と振り返った。

 猪木氏の大ファンで、中学2年だった76年、テレビ観戦した「猪木―アリ」戦は「20世紀最大のスーパーファイト」と断言。“著名人のお宝コレクター”としても知られ、90年から親交がある猪木氏に同試合のパンフレットをもらった。訪朝時にはパンフを持参し、2人からサインをもらった。貴重な一冊を手に「一度でもアリさんに会えたことは一生の宝物」と語った。

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